映像制作の現場から|独自コンテンツへの道

父の死に学ぶ

お久しぶりです。しばらくぶりの情報発信となります。父が去年亡くなり、今年三月に一周忌が終わったところで、自分の中では節目となりました。父の死が、人生について考えるきっかけとなったことは確かです。父は私と違い真面目な人でしたので、多くの人に惜しまれながら亡くなりました。人は死ぬ時にこそ、その人らしさが現れると思います。誰にも迷惑をかけず、静かに死を迎えた父でしたが、私たち家族にとっては本当に大きな損失です。亡くなって初めて、その存在の大きさに気が付くものだと今回は本当に思いました。
考えてみれば、私ももう50に近づいています。そう考えると人生はかなり残り少ない。あとひと暴れしてから死んでも良いかと思っているところです。それもできるだけ多くの人に良い影響を与えられる暴れ方をしたい。今まで散々好き勝手に生きてきましたが、そろそろ役に立つ人間にならないといけないと思った次第です。

どう暴れるか

さて、それではどう暴れるか?これが肝心です。どうせやるなら、できそうでできない、簡単そうで簡単ではないことが良い。自分がそれをすることで、同じような考えを持つ人と共鳴できるような事が良い。これなら多くの人に良い影響、もっと具体的に言うなら、勇気を与えることができるかもしれません。
ではその作戦をお話ししましょう。
私たち映像制作会社というのは、いわゆる「下請け」であったり、「請負仕事」であったり、とにかく自分が主導で映像を制作するということがありません。しかしそういう根性をやめようと思うのです。
もちろん請負仕事も今まで通り行いますが、それとは別に大きな事業として一気に自社独自コンテンツを育てようということです。
映像制作者というと、とかく「好きなことをしている貧乏人」というイメージが付きまとうのですが(笑)否定はいたしませんが、私自身は今の生活に満足しています。脱却したいのが貧乏でないなら、何から脱却したいのかというと、クリエイターとしての自分を押しこめる毎日からの脱却です。
私はもう20数年、いや、30年近くもの間、この業界に御奉公してまいりました。もういいでしょう。そろそろ自分のクリエイターとしての個性を前面に押し出した作品を制作したいと思っています。そしてそれがお金になって生活の柱になればなお素敵でしょう。

自分の趣味をテーマにした映像制作

では最初にどの分野から独自コンテンツを手掛けるか?答えは簡単。自分の興味のあるネタということです。自分で興味を持てないことをネタにするなら、それは請負仕事と変わりません。自分が撮りたいものを撮る。これが一番です。また、売れるかどうかは二の次です。一定以上は売る必要はありますが、1本のコンテンツで利益を得ようとすると、どうしても「売れるネタ」を考える必要がありますので、これはやはり、「自分の興味のあるネタ」が扱いにくくなります。それではだめでしょう。
そこで、今回の独自コンテンツについては、1本のコンテンツで利益を出すのではなく、同じテーマでコンテンツ数をたくさん作って、1本では利益が薄くても、コンテンツの数を多くして少しずつでも利益を出していく方法をとります。これなら自分の興味だけでコンテンツを作ることができます。

ネタをクルマ・バイク

ネタはクルマとバイクに絞ります。今のところ自分が興味を持って取材できるのが、このネタだからです。美しい映像を撮影したいという理想もありますが、何より、この分野は都市伝説が多く、本当のところどうなのか?という自分の興味もあるのです。
趣味ですから、やろうと思えば徹底的にやれますし、ほかのディレクターが絶対に突っ込まないところまで突っ込んだ映像を作ることができるでしょう。自動車業界に迷惑をかけないようにプラスになるよう、やってみるだけやろうと思っております。

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