本年もよろしくお願いいたします/新年挨拶
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。デキサホールディングス株式会社の奥山です。
昨年は新型コロナウイルス感染症の大流行が発生したにもかかわらず、皆さまのおかげで何とか乗り切れました。関係者の方々ならびにお客様に御礼申し上げます。
昨年は映像そのものの制作が新型コロナウイルスの蔓延によって難しくなってしまい、弊社に限らず映像業界全体にとっても受難の年でした。同業他社との情報交換も行っていたのですが、やはり多くのイベントが中止され、大規模なロケを伴う作品制作の現場が中断となり、宙に浮いてしまった企画が多かったため、業界全体としても売上より損害のほうが大きいという状況であったようです。
タイミングも悪く新年度を迎えるかき入れ時に第一波となったため、年頭から動比較的大型の企画がほぼ全滅という状況になってしまったことも、損害を大きくした理由のひとつです。弊社も第一波の際に大型企画が4本中断してしまったため、弊社の規模からしますと甚大な損害となってしまったことは皆さんのご存じの通りです。
CGとリモートで安全な現場運営
新型コロナウイルス感染症の第三波が年越しの今も日本全体で猛威を振るっています。大晦日の昨日12月31日、東京都では1337人という多くの方々の陽性が判明し、重症者も89人と最多を記録しています。状況は厳しいと言わざるをえません。ワクチンの接種開始までまだ時間がかかる以上は今後の見通しも決して明るくはありません。この状況下ではお客様にロケを伴う映像作品の制作をお勧めするわけにもまいりません。
そこで今年、少なくとも国民へのワクチン接種が開始されるまで弊社はCG制作を中心としたコンテンツ制作に集中することにいたします。カメラ撮影を伴う映像収録は比較的小規模なもののみ個別にご相談に応じさせていただきますが、大規模な撮影は基本的に新規受注を見送ります。そしてもちろんワークフローは完全リモート体制を継続します。
弊社も決して楽な状況ではありませんが、これだけ客観的な数字として感染が拡大している以上、私たちの勝手で感染リスクを上げるようなことはできません。ですので、これまで同様、まずは今年度内を目途にCGをメインとした作品制作に注力する形で大規模ロケを見送り、感染防止策を続け、言葉は悪いですが「潰れない範囲で細々と」という姿勢を続けることにいたしました。
お客様の安全と安心を担保できる現場運営
私たち映像制作者のみならず、多くのクライアント企業様にとっても、この時期に映像を新規に撮影して動画や映像を制作することはリスキーではないでしょうか?もし大規模な撮影を行い、そこでクラスターが発生したら?たとえ一人でもそこで重症化した人が出たとしたら?もしそのような事態が起きた時、どのような状況になるか想像してみてほしいのです。
カメラ撮影を伴う映像制作の現場は、常にこのような危険と隣り合わせです。撮影ではディレクター、プロデューサー、カメラマン、そしてVE、音声、照明と、かなりの人数が動きます。そしてその規模が大きくなればなるほど感染リスクは増します。
弊社では広報用動画や教育用コンテンツなどをCGのみで制作する優れたノウハウがあります。また、どうしても撮影が必要という場合でもカメラマン単独による撮影で制作することも可能です。さらに機材も自社機材のため、前日にどこの現場にいたかわからないような機材は持ち込みません。
弊社のワンストップ性が感染リスクを遠ざける
そもそも私たちデキサは、小規模な作品において高いクオリティをリーズナブルに実現するために、仕事の進め方から改善を行い時代にあった映像制作現場の在り方を模索してきました。テレビからウェブにPRの主戦場が軸足を移すことはもう20年前からわかっていたことですので、その時代の求める映像の在り方を考え、そこに集中して会社の姿かたちを合わせてきたのです。
その結果、小規模なロケをこまめに行うための自社機材導入や、CGの内製化という、今のデキサの姿そのものとなって具現化しています。そしてその会社の形が、新型コロナウイルス感染症が蔓延した今も利点として活きています。撮影技術会社や編集プロダクションに頼ることなくクローズドな環境で必要最小限度の人数のスタッフで着実に映像作品を制作できる。このワンストップ性が結果として作品制作に関わる人数を減らし、感染リスクを限りなく避けつつ映像を制作できる弊社の強みとなっています。
弊社なら安全な環境で映像を制作し、ほぼすべてのワークフローをリモート化できるのです。ここが私たちデキサの優れた点であり、この点を踏まえた経営方針を固めることによって、2021年もさらに一歩前進し、お客様にとっても利便性の高いサービスを提供することができる可能性を提示できるものと確信しています。
本年もよろしくお願いいたします
以上、私からの年頭のご挨拶とさせていただきますが、昨年を乗り切れたのは本当に関係各社ならびに弊社顧客の皆さまのおかげと思っております。本当にありがとうございました。
今年はCGを活用した小型の作品に集中的に投資を行い、ウェビナーなど新興市場への動画の導入など新しい試みを行ってまいります。今年もぜひ弊社デキサホールディングス株式会社へのご指導をよろしくお願い申し上げます。
デキサホールディングス株式会社/代表取締役
奧山正次