高精細で映画のように美しい4K映像制作
弊社は創業当初から常に最新の映像技術を取り入れてまいりました。
2000年から導入したフルデジタル制作、2007年に導入したデジタルHD制作、そして2015年4月からは、さらに上位の高精細フォーマットをご提供しています。それが総務省が推進している4Kです。
4Kは3840×2160ピクセル、もしくは4096×2160ピクセル(※参照…4K解像度の詳細)という大解像度で動画を収録する新しい映像フォーマットで、身近なところでは、映画館の上映システムや、映画撮影などに用いられています。その4K撮影機材を弊社では自社で購入し、運用を開始いたしました。ぜひ、貴社の広報戦略に、最新の映像フォーマット、4Kをご活用いただけたらと思います。
>>4K解像度の詳細
>>4Kデジタルシネマカメラ詳細
35mmフィルムを凌駕する4Kの豊かな情報量
4Kの魅力は何といってもその解像度の高さです。フルHDに比較して4倍以上という情報量は、まさにフィルムに匹敵、もしくは凌駕する圧倒的な精細感を生み出します。
もちろんフィルムとビデオは基本の原理がまったく違うため一概には言えませんが、HDが16ミリ相当の精細感だとすると、4Kは35ミリ映画フィルム相当の精細感と理解していただければよいのではないでしょうか。(もしくは視覚的に35ミリ以上の精細度が得られているとの見方もあります。)
下の比較写真をご覧ください。左がフルHDで撮影した街の風景。右が4Kで撮影したものです。両者を比較すると、その精細感の違いは一目瞭然です。これだけ大きく拡大しているにも関わらず、4Kではザラツキすら感じさせないなめらかな画像が得られるのです。
↑HDと4Kの画面を拡大したもの。明瞭度に大きな差があることがわかる
また、4Kは、そもそも映画の制作や映画館での上映での用途が先行しており、フィルムの代替として十分機能しているフォーマットです。解像感だけでなく、フィルムの代替として十分な表現能力が4Kの魅力ともいえるでしょう。
特に階調表現につきましても、HDの場合は8ビットでの収録が一般的ですので階調が限られ、白飛びや黒潰れが発生しますが、4Kの場合は黒(0%)から白(100%)までの幅を圧縮して10bitのビデオフォーマットで撮影するか、16bitのRawデータとして撮影して、編集段階でグレーディングという作業を行い調整する方式ですので、撮影後の編集段階でイメージ通りの階調表現を行いやすく、自由度が高い映像作りが可能です。
まさに「動く写真」という趣のある映像表現が、デキサの映像作りの魅力をさらにひきたてます。
自社で4K機材を導入する利点
HDカメラのときも同じでしたが、自社でカメラを購入する利点は数多くあります。特に重要なのが、私共自身が「4Kとは何か?」という本質的な理解を進めやすいことです。
新しい機材やフォーマットが現れたときに、その新しい何物かに対してどのようにアプローチしていったらいいか?これは多くのクリエイターにとって大切な命題です。その命題に対して明確な答えを出すためには自社で機材を保有し、普段からその機材に触れることが大切であろうと思います。
また、コストという点から見ても、自社でカメラを保有することは大きなメリットがあります。
使いたいときにいつでも使えるというのは、クライアント様にとっても大きなメリットではないでしょうか。デキサの4Kカメラは、もうすでに「ここにある」のです。どうぞ存分に最新の制作環境をご活用ください。
参考~もっと4Kを知りたい方必見!弊社代表コラム
弊社代表が4K解像度のデジタル映像とフィルムの解像度を比較検討しているコラムのページをご紹介します。趣味性が高い記事ですが写真やビデオがお好きな方にとっては面白く読めると思います。
4K登場時に話題となっていた「デジタルか?フィルムか?」という論争テーマへの最適解を二回にわけて記した渾身のコラムです。
4KとHDの活用方法
現在制作される作品はHD制作がほとんどです。そのため4Kはオーバークオリティとなります。その上、まだまだ撮影の自由度という点からしても4Kカメラは発展途上であり、改良の余地があります。つまり多くの作品において、4Kそのままのフォーマットで最終完パケまで進めることはほとんど無く、当面は一つの作品中で4Kカメラを使うべき場面と、HDカメラを使うべき場面に分かれるということになります。
弊社では4KカメラとHDカメラの持っているそれぞれの特性を十分理解した上での使い分けこそ、時代が求める運用ノウハウであろうと考えています。
弊社の方針としては、基本的な考えかたとしては、4K収録は商品紹介カットなどで用います。そしてドキュメンタリーシーンなどの撮影はHDのENGカメラを積極的に活用してまいります。
>>4KデジタルシネマカメラとENGカメラの使い分けについて
高解像度を生かしたコンテンツ制作
今現在完パケに使用されているのは多くの場合HDのBlu-rayやSDのDVDとなり、いずれも4Kより低い解像度です。最終的に作品として完成形がこうしたHDやSDであるならば、4Kという高精細フォーマットを用いて映像作品を制作する意味はどこにあるのでしょうか。
ここでは、4Kの精細度の高さを活かした活用方法について触れてみたいと思います。
印刷物に4Kの静止画を活用する
従来は動画の撮影と印刷物用の写真撮影を別々に行っていました。動画の解像度と、印刷物に求められる解像度の間には大きな差があったからです。
フルHDの解像度は1920×1080ピクセルです。しかし、そもそもこのフルHD解像度で撮影できるカメラが放送業務用HD機器では少なかったという事情があり、とても印刷物にそのまま活用できる静止画をHD動画から切り出すことはできませんでした。
例えば放送用のHDレコーダー「HDCAM」の記録解像度は1440×1080ピクセルの155万画素です。同じく放送用の「DVCPRO-HD」は1280×1080ピクセルの138万画素です。つまりカメラスルー(カメラからの出力)がフルHDであったとしても、記録するVTRの解像度がフルHDではなかったのです。
一般的なデジカメと比較すると、600万画素のデジカメでさえ3000×2000ですから、解像度は圧倒的にスチルカメラのほうが高いのです。
しかし4Kなら3840×2160ピクセルの829万画素と解像度が高いので動画ファイルからそのまま静止画を切り出すだけで印刷物に十分使用することができます。
左の桜の写真をクリックしてみてください。4K動画から切り出した一コマの原寸大静止画ファイルをご覧いただけます。この解像度で60フレームの撮影が可能な上、静止画としても美しいクオリティが得られるのです。
DVD-BOOKでの活用例
例えば今では数多く制作されているDVD-BOOKなどの出版物の制作過程に4Kカメラを導入した場合、写真撮影のコストをカットすることができます。動画撮影を行う際に4Kカメラを使用し、その動画ファイルから書籍に必要なフレームを静止画で切りだすことで書籍用の静止画として使用することができるのです。
そればかりか、動画カメラからの静止画切り出しは「シャッターチャンスを逃さない」という大きなメリットがあります。
4K動画カメラなら最大で毎秒60コマの撮影が可能ですから、流して撮影するだけで一瞬のシャッターチャンスも逃しません。いかにデジタルスチルカメラの連写性能が高かったとしても、ニコンのD7000ですら毎秒6コマ、最大連写コマ数は31コマ(LサイズFINEモード)と、大きな差があります。
大切な一瞬を効率よく撮影することができるのも、4Kカメラによる印刷物制作の利点です。スポーツやエクササイズなどの撮影では特に効力を発揮することでしょう。
圧倒的な高解像度で合成もキレイに
合成素材としても4Kは効果的に活用することができます。VP制作において近年増加傾向にあるのが合成を活用した映像制作です。
合成の品質を決定するのは何を置いても「輪郭」です。例えば人物と背景を合成するような場合、人物の輪郭にどうしてもノイズがまとわりつくことが多いですが、HD解像度でもまだ満足いく結果は得られませんでした。
しかし4K解像度で素材を収録し、合成作業まで4Kで行うことによって、この輪郭の不自然さを軽減することができます。
最終的にHD以下の解像度にダウンコンバートして完パケを制作するならなおさら、その不自然さは軽減されます。4K制作を行うことによって、合成であることすらほとんど感じさせない高いクオリティの合成カットを制作することが可能になるのです。
もちろん合成カットの背景で多く活用されている三次元CGも、弊社の場合は4K制作に対応している上、最終的に色調整を行うための専用ソフト環境も揃っておりますので、より高度な合成を行うことができるのです。
ウェブ動画での4K活用
弊社デキサでは厳格に管理された正確な4K動画を撮影し、編集することができます。真の4K動画を貴社プロモーションの手段として活用してみてはいかがでしょうか?
またウェブ動画にはウェブ動画の作り方があり、効果的に拡散を起こすために必要なノウハウも多く、既存の映像制作会社の多くがいまだにそのノウハウを確立できずにいます。
弊社では長年ウェブプロモーションを含めた動画制作を行ってきた実績があり、ライバルの一歩先を行くバイラルマーケティングに活用できる4Kウェブ動画をご提供します。
もちろん4K解像度での完パケも受注
弊社ではHD作品における4Kシステムの活用だけでなく、もちろん4Kのネイティブ解像度での編集やエンコードも行っています。
イベント展示上映用4K映像作品制作
展示会での商品PR映像、企業紹介映像、学会での資料映像など、様々な活用方法が考えられ、4Kは今後ますます可能性が拡がるフォーマットです。ライバルの一歩先を目指してぜひ4Kを貴社の展示映像に活用してみませんか?
博物館/科学館用4K展示映像制作
圧倒的に立体感のあるサラウンド音響を含め、大画面に対応した迫力ある映像をご提供いたします。
4Kウェブ動画制作
媒体費もかからず一定の広報宣伝効果が期待できるウェブ動画を、ぜひスマートにご活用ください。
3D-CGも4K制作が可能
映像が4Kであるなら、その中に挿入される3D-CGもまた4Kで制作する必要があります。弊社デキサでは4KでのCG制作にも対応いたしております。
4Kでこそ活きるサラウンド音響

4K以上の高解像度とDolbyアトモスなどサラウンド音響の組合せが映像視聴を「体験」に変える
高精細な映像には高精細な音造り。4K作品でこそぜひ活用していただきたいのがサラウンド方式の音声制作です。特にプロジェクター(映写機)を使った4K上映なら、大画面とあいまって、視聴者を囲むスピーカーから縦横無尽に包み込むようなサラウンドの立体的な音響が臨場感を生むことでしょう。
映像によるプレゼンテーションは、ある意味で「迫力勝ち」の側面を持っています。シズル感の高い4K映像、迫力ある4Kの三次元CG、そして観客を包み込むサラウンド音響。これらの組み合わせは貴社のコーポレートアイデンティティをさらに高めることでしょう。
>>音声制作の詳細
総務省も4Kを推進
総務省やNHK放送技術研究所が4Kや8K、さらに高解像度の16Kなどの研究を行っています。
これまで日本という国は映像を記録し、放送するフォーマット競争においては先進国でした。世界中の放送局で使われているビデオカメラのほとんどが日本製であることを考えると、日本にとって映像・動画撮影機材や放送方式の開発というものは「国策」として推進されてきた事業なのです。
少なくとも日本はテープの時代は世界一の放送技術大国でした。これはNHK技研とソニーやPanasonic、池上通信機といった有能な技術者を雇用している民間企業が一緒になって世界と闘ってきた結果でしょう。
また操作感などを含めて考慮すると、現在でも日本のビデオ技術は世界でも屈指の技術力を誇ります。中国などが安価なビデオカメラで民生用にはシェアを拡大していますが、ハイエンド機材については当面日本のアドバンテージは変わらないものと思います。
弊社では日本製の優れた信頼性の高い機材によって4K撮影から編集まで幅広いコンテンツ制作を行っております。ぜひご相談は弊社デキサまでお気軽にどうぞ。

NHK技研公開で上映される弊社が制作した学術研究内容紹介動画
時代を追いつつ基本に忠実な映像制作技術
デキサはテレビ番組からウェブ動画まで、一貫して「高いクオリティをリーズナブルに」というポリシーで制作を続けています。
![]() プロならではの映像企画の内容をご紹介。 |
![]() 視聴者の眼を釘づけにする映像演出の紹介。 |
![]() 最新技術を駆使したデキサの映像撮影技術。 |
![]() 作品を活かすも殺すも編集次第。その秘訣を紹介。 |
![]() ナレーションやBGMなど音声の制作について。 |
![]() 気になる映像制作の料金を細かく解説。 |