通常価格と特急料金の二通りあるイラスト制作費
デキサではイラスト素材やイラストアニメーション動画を単体で下請け受注しています。多くのテレビ局様や映像制作プロダクション様にご活用いただいておりますが、特にテレビ番組での実績が多いため、通常のスケジュールでの価格以外に、主に番組向けのサービスとして特急料金を設定し、とにかく急ぐことをモットーとしています。
通常の場合のイラストのみの価格
下記の表をご覧ください。ご発注から納品まで中3営業日以上(土日祝日を含まない)あり、ある通常のスケジュールでご発注いただいた場合の概ねのラインが記されています。弊社の過去の実績では簡単なイラストの場合は1カット8000円程度から、複雑でレイヤーを分けたデータでの納品の場合は30000円程度まで幅は広いです。
テレビ番組などでレギュラーでお使いいただける場合は、番組ごとに求められる平均的な仕事量から計算して可能な限り良心的な価格をご提案させていただいております。
イラストの種類 | 相場の料金 |
---|---|
単一レイヤーのキャラクターなど(画面1/3程度のサイズを前提) | 8000円~ |
単一レイヤーの状況説明イラスト(全画面で使用を前提) | 10000円~ |
単一レイヤーの似顔絵イラスト(画面1/3程度のサイズを前提) | 10000円~ |
単一レイヤーの似顔絵イラスト(全画面での使用を前提) | 12000円~ |
マルチレイヤーのイラストアニメ用原画(レイヤーごとに編集で動かす前提) | 15000円~ |
値段は難易度と受注する枚数によります。
制作進行のためのスタッフの人件費としてご発注いただくイラストの点数に関係なく一律5000円を加算いたします。
特急でのイラストのみの価格
イラストのご発注から納品まで営業時間ベースで中3営業日(土日祝日を含まない)を切るような特急案件の場合は、下記の表をご覧ください。土日祝日の作業が発生した場合も特急扱いとなります。
特急仕事の場合、フリーランスのイラストレーターへの依存度が大きくなります。しかも単発での発注を行いますので、場合によっては倍以上の料金となる可能性があります。
とはいえ、弊社をレギュラースタッフに加えていただければ、普段から利益を頂戴しているので、不意の夜間のイラストだけで利益をいただく必要が無くなり、特急でのご発注でも安価に済みます。
ぜひ、貴番組において弊社をレギュラーでお使いいただくことをおススメします。
イラストの種類 | 相場の料金 |
---|---|
単一レイヤーのキャラクターなど(画面1/3程度のサイズを前提) | 10000円~ |
単一レイヤーの状況説明イラスト(全画面で使用を前提) | 13000円~ |
単一レイヤーの似顔絵イラスト(画面1/3程度のサイズを前提) | 13000円~ |
単一レイヤーの似顔絵イラスト(全画面での使用を前提) | 15000円~ |
マルチレイヤーのイラストアニメ用原画(レイヤーごとに編集で動かす前提) | 18000円~ |
値段は難易度と受注する枚数によります。
制作進行のためのスタッフの人件費としてご発注いただくイラストの点数に関係なく一律10000円を加算いたします。
アニメーション編集作業を行う場合の料金
テレビ番組の現場のように時間が限られている現場の場合、イラストアニメ部分の編集を番組制作スタッフサイドで行うと時間が足りないなどの事情で、イラスト素材としての納品ではなく、動きをつけてイラストアニメの形で動画で納品してもらいたい場合もあるでしょう。こうしたアニメ化の作業も弊社ではお引き受けいたしております。
作業手順は一般的なAfterEffectsによる編集と変わりませんので、編集費用として1人工=50000円で計算しますが、大まかな相場は以下のようになります。
難易度 | 相場の料金 |
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3レイヤー以下5秒程度 | 20000円~ |
5レイヤー以下5秒程度 | 30000円~ |
3レイヤー以下10秒程度 | 30000円~ |
5レイヤー以下10秒程度 | 40000円~ |
難易度の高い5レイヤー以上の10秒程度 | 50000円~ |
イラスト原画のみの場合に比較して高いと思われるかもしれませんが、修正作業なども見越した場合の料金となっておりますので、2回程度の手直しを前提とすると、どうしても相場として高くなる傾向があります。
ご発注の段階で動きなどを精査し、可能な限り工数を削減する工夫をお願いいたします。
また、納期が迫っている場合などの料金はご相談ください。
制作進行費について
イラスト制作はコンテの作成や各イラストレーターとの打ち合わせなど、弊社側でお客様からのご意向を反映するための人件費が発生します。
こうした費用は「制作進行費」として請求いたしますが、この金額はご発注が1枚であっても10枚であってもあまり変わりません。ですので、枚数をある程度まとめていただいたほうがお安く済む場合がほとんどです。
内容変更があった場合
弊社都合による修正作業はもちろん無料です。最終的に納品物が番組や映像作品に使える水準をご提供させていただきます。
ただしお客様からのご依頼内容が変更になった場合は描き直しとなりますので、現行の下請法では再発注という扱いになり、変更があった時点までの作業料金と、変更時点からの作業時間での料金が発生します。あらかじめご了承ください。
レギュラーでのご利用なら安価です
例えばテレビ番組であれば、基本契約を交わした上で毎週ある程度ご発注を頂戴し、さらにエンドロールに弊社指定の方法でクレジットされるような場合は、レギュラーとして扱い、特急料金や内容変更に関する費用、さらに制作進行費など付随する費用も大幅に安価に設定させていただく場合があります。
逆に特急のイラスト1点のみをスポットでご発注いただく場合などは割高になり、お客様からも「高い」と言われることがありますが、これは仕方のないことであると弊社では考えており、割引する理由がないとご説明しています。その1点のために深夜までイラストレーターに仕事をさせ、またお客様とのやりとりのためにプロデューサーを残業または宿泊させるわけですから、当然その分お金がかかるのはやむを得ないことです。
とはいえレギュラーでご活用いただいている場合は普段いただいている利益がありますので、その中でやりくりすることは当然ですし、費用圧縮のために私たちもご協力をしたいと考えています。ぜひレギュラーで弊社をご活用いただくようおすすめいたします。
コストを踏まえて3D-CGによる表現もぜひ御検討ください
イラストはイラストレーターが手描きで描くものです。これは絵筆で描いていた時代も、今のようにコンピュータを活用して描いていても、道具が変わっただけで本質は同じです。つまり人の労力がかかっているのがイラストです。ですので題材や作風によっては三次元形状データを活用した3D-CGのほうが安価に済んでしまう場合もあります。特に風景のようなものを作成する場合や、工業製品などを描く場合、建物を描く場合などは、コストと仕上がりのバランスという面からも3D-CGのほうが有利と思える題材です。
「CGは高い」という概念が、題材によっては通用しないことがあるのです。ぜひ3D-CGという選択肢も捨てずに、専門家である弊社までご相談ください。