CG制作/CG動画制作タイトル

その他のCG制作費用の決定要素

価格表ではわからない、CG制作費用の見積もり条件を下記にご紹介します。なぜ案件の性質で価格にばらつきが発生するのか、ご一読いただければお分かりいただけるはずですので、参考までにお読みいただければと思います。

チェック回数と制作費の関係

チェック回数が多いということは、それだけ修正依頼のチャンスが多いということでもありますので、作業工程が増えるものと見込み、その分見積もりに反映させていただきます。チェックは可能な限り二回以内で済ませるようにしてください。
CG制作の現場では、コンピュータの速度が向上したこともあり、レンダリングなどについてはコストが大幅に下がってきています。ところがモデリングの作業というのは手間の問題のためにコストが下がりません。最初から綿密な計画性のあるコンテを作成してチェック回数を減らし、修正を可能な限り少なくするのがCG制作費を安価に済ませる一番の方法です。
特に、クライアント様と直接お会いできない場合は、修正回数が多くなり、CG制作費用も莫大になる傾向があります。ぜひ直接クライアント様とお会いして事前取材をさせていただけるようお願い申し上げます。

決定権者の方からの制作依頼は安価になります

最終クライアント様、つまり決定権をお持ちの方から明確なご指示をいただく場合は、ダイレクトにご相談が可能な上、意図を理解しやすいために修正回数が少なくなりますので安価になる傾向があります。
逆に決定権を持たない窓口機能のみのご担当者様を通される場合は、ダイレクトに意図をお伝えいただくことが難しくなりますので、その分チェック回数が増える、または修正回数が増える傾向があり、制作費が高額になる場合があります。
可能な限り決定権をお持ちの方との直接的な取引をお願いしております。

クライアント様直接の場合は安価になります

代理店様を通さずに直接クライアント様からご依頼いただく場合、直接決定権者の方とお話できる可能性が高まり、デザインなどの修正回数が減る場合が多く、その分時間もかからず安価になる傾向があります。
映像制作については制作会社様や代理店様にご依頼いただいたとしても、CG制作については私たちデキサに直接ご依頼いただくほうが望ましい結果になる可能性が高まります。
過去の事例で多いのが、「クライアント様→広告代理店様→映像制作会社様→CG制作会社(弊社)」という受注体系ですが、この場合、クライアント様のご要望が伝言ゲームの中で伝わらなくなり、結果として作り直しが多くなり(5回以上の場合が多い)、値段も高くなるという傾向があります。もちろんこうした作り直しはある程度見積金額に織り込み済みではあるのですが、二回までを見積段階では織り込み、それを超えた回数の場合は別途ご請求させていただくようにしております。
そして直接クライアント様から情報を入手できる場合については作り直しは二回で通常収まっております。コストはその分抑えられ、半分程度で済むことがほとんどです。
弊社は多くの専門分野で高い評価を得ております。特にCGはケミカルやメディカルの分野で多く使用されるためある程度の知識は必要です。弊社スタッフはこうした分野のCGを過去に多く制作している理系映像の専門家です。ぜひ直接お会いしてCGを作るための事前取材をさせていただければと思います。

過去の三次元形状データの蓄積を活用しても安価になりません

過去に制作した三次元モデルをそのまま活用することは不可能です。私たちCG制作者は「流用機会の多い三次元形状モデル」については1回の案件で費用を回収するのではなく、流用回数の見込みを立てて、その回数で割った金額をご請求するようにいたしております。
例えば弊社のメディカルCGの場合、臓器や骨格、筋肉の三次元形状モデルなどについては「人気コンテンツ」のため複数回の利用があるものと見込んで、初期投資として多くの工数を投入して制作しております。そのため形状データの制作コストは1回の仕事で回収できているわけではありませんので、形状データを活用するお客様に分担してご負担いただくシステムとなっております。そのため安価に良質の三次元形状データをご利用いただくことが可能となっております。
上記のような事情から、残念ながら「もうすでにあるのだから安価に出してほしい」というご要望にはお応えすることができません。
ただし過去に蓄積した三次元データを活用することにはコスト以外のメリットがあります。それはスピードです。ゼロから形状をモデリングする場合、数か月かかるような案件でも数日で仕上げることができるようになるなど、弊社は過去の膨大な形状データの蓄積を活用し、スピーディなCG制作を実現しています。