多彩なCGをドラマの制作現場に素早く供給
SFや時代劇でなくても、テレビドラマには小道具として実に多くのCGが使われています。こうした小道具向けのCGの制作支援を弊社デキサでは積極的にご相談に応じています。また背景用CGの受注も開始いたしましたので、ぜひご相談ください。
マット背景用CG
ドラマや映画ではおなじみの、窓の外の景色や背景として活用することができるCGです。かつては「マットペインティング」と呼ばれた特撮手法ですが、今は絵筆を使う事なくCGでこうした画像や動画ファイルを作りこむことが可能です。動画で作ることができますので、よりリアリティの高い描写が可能になっています。また作ったファイルの複雑性次第ではスタジオ収録時の現場合わせで色味を加工してレンダリングして質感を追い込むことも可能です。
劇中イメージCG
医療ドラマなどで使われる手術の術式解説CG素材や、刑事ドラマにおける事件事故の客観説明用CG素材など、テレビドラマには多くの劇中イメージCGが用いられています。こうしたCG素材をリサーチから含めて総合的にリアリティを追求しつつワンストップで制作できるのも、社内にディレクターが存在する映像制作プロダクションでもある弊社デキサならではの強みです。
CG部分のリサーチから演出まで、総合的にアウトソーシングすることでドラマ部の方々の人的資源を有効活用することができます。
電飾小道具用CG
ドラマのセットに設置されるパソコンやテレビモニターなどの小道具に映し出される画像やパソコンのスクリーンセーバー、さらにドラマの設定に沿ったダミーウェブサイトやダミーソフトウェアのインターフェースなど、CGを活用した電飾小道具ファイルをゼロから企画制作いたします。
ダミーウェブサイトは本当にHTMLで制作し、小道具のローカルHDDから開くようにすることもできるためリンクをクリックして別ページに飛ぶなど実際の動作も可能です。ダミーソフトウェアのインターフェースはAnimateを活用して実際にクリック動作するインタラクティブなものをご提供することが可能です。
劇中小道具印刷物用CGイラスト
例えば劇中で登場するダミーの映画ポスターや、書籍の中の挿絵などで三次元CGが必要であれば、ぜひご相談ください。三次元CGを上手に活用することでドラマの映像に厚みを持たせることができ、映像全体の品位が上がる効果が期待できます。
もちろん必要とあらば弊社CGクリエイターのみならず演出、リサーチャーなど総動員で制作にあたり、ドラマ部の方々が求める以上のクオリティを実現することも可能です。
デキサはドラマや映画の設定の範囲で、細部までこだわったクリエイティビティの高いCGをご提供いたします。
専属の演出チームが企画制作を担当
弊社デキサはCGの制作も行っており、在京キー局のテレビ番組向けCG制作に関しては一定のシェアをいただいている中堅プロダクションですが、同時に本体は映像制作会社であるため独自の演出チームを抱えています。そして彼ら演出チームは普段からフルCG作品などの制作を行っているため、いったいどうCGを作中で活用すれば効果的なのかを知り尽くしています。
このように弊社にはCGに慣れ親しみ理解し尽くしている演出スタッフと、業界でも中堅の地位を数人で勝ち取った優秀なCGクリエイターが揃っています。彼らをアドバイザーとして企画段階やセットの図面が仕上がった段階で介入させることで、合成時のトラブルを防止できるばかりか、必要なクオリティを見極めた無駄の無い小道具を作り出すことができます。脚本が出来る前でもかまいません。可能な限り早めの段階でご相談いただくことで映像的な広がりを作品に与えることができるかもしれません。
CGプロデューサー | CG制作の全体像を把握し、スケジュール管理をロケや収録に合わせて香盤を組み、全体のデザインワークを統一します。 |
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CGディレクター | 脚本を基にその設定に見合ったCGを把握し、演技者の演技との兼ね合いを考えながらアニメーション設定を決定し、コンテ化します。 |
CGモデラー | CGディレクターが決定したコンテワークとデザイナーが決定したデザインを基にCGの基礎となる形状データやアニメーション設定を作成します。 |
監修者との連携
特に医療ドラマや工学系・サイエンス系のドラマの場合、CG部分につきましては弊社スタッフが監修者と直接CGについても相談を行い内容の間違いがないように担保いたしますので、ぜひ監修者にご紹介ください。
テレビ番組に使われている医療CGには多くの間違いがあり、弊社がテレビ番組のCG制作にまで進出するきっかけとなったのが、その間違いを正し、修正したものを納品する仕事からでした。
簡略化するのはテレビにとってはとても大切なことではあるのですが、間違いは望ましくありません。間違いのない範囲で簡略化し要点のみを残すという考え方を徹底しているのが私たちデキサの方針であり信念です。
テレビドラマに求められる要素
テレビドラマのCG制作に求められる要素を網羅しているもデキサの強みです。弊社は会社として規模がそれほど大きいわけではありませんしドラマCGにおいてはまだまだ新参者です。とはいえ今後本格参入する上で弊社の強みをご理解いただけるよう以下にその特徴を列挙してみます。
特急制作に対応可能
制作時間をかけずにCGを制作するのは連続ドラマなどの現場での間に合いを考えると当たり前に望まれる特性でしょう。弊社はCG制作会社としてテレビ番組制作の世界では一般的な分業体制を行えるアライアンスに支えられています。デザイン系の仕事において、こうした分業を行えるのは珍しい事例ではないかと思います。その結果、バラエティー番組やワイドショーといった時間的に厳しい仕事においても弊社のCGは高く評価されてきました。
フォトリアルに対応可能
もちろんレンダリングはフォトリアルに対応しています。テレビドラマやCMといったジャンルでしか出番がないフォトリアルですが、弊社は様々な作品でフォトリアルを積み重ね、経験値を高めてまいりました。ご相談いただければ可能な限り突き詰めた背景CGなどフォトリアルにも積極的に参入してまいりたいと思います。
参考情報◆医療ドラマ『トップナイフ』のCG制作
日本テレビで放送されHuluで配信中の医療ドラマ『トップナイフ』。脳外科医たちを主人公としたこのドラマの病理病態CGや術式CGなど劇中CG制作にも私たちデキサが参加しています。
デキサでは背景などのCG以外にも、コアな専門分野を扱うドラマ用劇中CGを数多く供給しています。
>>外部サイト■日本テレビ医療ドラマ『トップナイフ』スタッフリストページ
>>弊社代表コラム~医療ドラマ『トップナイフ』のCG制作過程