少しでもサイエンスを平場に落とす努力
弊社CGモデリングの例。細かいリサーチが正確な映像を生む
博物館や科学館での展示、サイエンス系テレビ番組などにおいて、理論や概念を映像として可視化したい。そんな時こそサイエンスCGの出番です。動画による理論の表現は専門家以外の方々にも理解しやすく、広く一般に理解を求める場合にも有効な手段となります。
アカデミックな知識をアカデミックに映像化する仕事もお引き受けしていますが、デキサが得意としているのは誰もが理解できる表現に変換した「平場に落とすCG」です。アカデミックな世界と社会とのコミュニケーションを活性化するには、この「平場に落とす感覚」がどうしても必要になるのです。徹底的にリサーチを行い、どこまで情報をかみ砕けば一般視聴者に理解ができるのか?その「サジ加減(閾値)」を探り出し、その決定を基にしてコンセプトメイキングを行う姿勢は、テレビという大衆メディアの中で脈々と流れてきた伝統です。テレビ業界で生まれアカデミックな世界で育てられた私たちデキサは、サイエンスCGにおいても「わかりやすさ第一」を貫き、アカデミックな世界と社会との懸け橋となるべく日々努力を続けているのです。
多くの実績を持つデキサ
デキサは今までテレビ番組や学会発表用動画などにおいて実に多くのサイエンスCG映像を制作してまいりました。医療医学、材料工学、地学、天文宇宙など幅もとにかく広く、次から次へと学び理解し可視化する。そうした仕事を20年以上繰り返してきた経験はきっと皆様の直観性に訴える情報伝達の手助けとなるに違いありません。
もちろんサイエンス映像における基本的な三次元形状モデリングパーツは一通り蓄積しています。こうした資産を有効に活用しながら、効率の良い制作を行うことが可能です。
例えば生化学の概念を映像化
生物の生命現象におけるミクロな現象や概念を映像化/可視化したい。そんな時に役立つのが三次元CGアニメーションです。
遺伝、代謝、生理など、弊社デキサであれば20年の経験の蓄積から、様々な現象を映像化することができます。DNAやRNAなどの遺伝に関わるものから、エクソソーム(EV)など近年注目されている分野まで広くカバーしています。
例えば神経科学の概念を映像化
神経における情報伝達は目に見えるものではありません。そうした分野を「目に見える形にする」のがCGの強みです。
特に神経科学のような分野では、システムとしての神経細胞のネットワークがどう認識・決定・運動というはたらきをするのか?本来は見えない事象を、CG動画であれば光の演出やテロップワークを加えつつ、見える形に加工してわかりやすく表現することができます。
また神経と筋肉といった、運動までを描写する場合に必要となる解剖モデルも弊社は豊富に蓄積しています。ぜひ神経科学のCG動画は弊社までお声がけください。
例えば材料工学分野で原子核や電子のふるまいを映像化
私たちデキサなら、例えば化学結合の概念を映像で直感的に表現するなど、原子や電子のふるまいを映像にすることができます。こうしたスキルは教材制作のみならず、例えば材料工学の分野などにおいても役立つものと思います。
その描き方や演出についても、学会で使える専門家を視聴者とした動画から、研究費用を獲得するため等、専門家以外の方々に概念を伝えるための動画まで、幅広い視聴者をターゲットとして演出手法を使い分けたCG動画制作が可能です。
新素材の概略説明、溶接の技術解説など、図では伝わりにくい場面でCGを活用することで、効果的なプレゼンテーションが可能になります。
例えば宇宙を映像化
宇宙の映像化は弊社も多くの実績を持つ分野です。NASAの映像が公開されているとはいえ、実写動画だけで映像作品を作ることはできません。どうしても必要となるのが三次元CGです。宇宙のどこからでも、例えば数億光年の彼方からの目線で描くことも可能です。
想像力から生まれる映像を三次元CGの活用によって現実のものにすることができるのです。
例えば太古の地球を映像化
地学などの分野もCGが多く使われる分野です。時代をさかのぼり、どうして今の地形が形成されたのか?こうした地形の成り立ちを動画で見ることができるのもCGならではの楽しさです。
数万年、数億年といった長い時間をたった10秒で描くことができますので、視聴者は直感的に地学の知識を学ぶことができます。
文字とイラストだけではなかなか伝わらないアカデミックな世界の面白さを、映像で広く浸透させることが私たちの務めです。
流体・物理シミュレーションCGにも対応
流体力学的な演算をそのままCGとして可視化したい、物と物の衝突を映像化したい。そんなご要望にお応えする流体シミュレーションや物理シミュレーションCGにも対応いたします。
多様なファイル形式にお応えします
テレビ用、ビデオソフト用、博物館・科学館用、スクリーン上映用など、使用目的を問わず、最適なファイル形式での出力が可能です。もちろん科学映画の分野では需要の高い4KサイズやIMAXサイズでも対応は可能です。
CGの用途 | 出力解像度 | レンダリング | ファイル形式 | ディスプレイ |
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テレビ番組 | 1920×1080 | 高速レイトレース | QuickTime/mp4 | HD |
セルビデオ | 1920×1080 | パストレース | QuickTime/mp4 | HD |
ウェブ動画 | 1280×720 | 高速レイトレース | QuickTime/mp4 | HD |
博物館/科学館上映 | 4K/8K/その他 | パストレース/大域照明 | 連番静止画ファイル | HD~IMAX |
映像作品の完成品として納品可能
デキサはCGを作れる映像制作プロダクションです。部品としてCG動画カットを納品するだけではなく、映像作品として撮影、編集、ナレーションなど音声制作、そして最終完成品としてのDVDや公開用のウェブ用動画など、完成品の映像作品にすることが可能です。
用途を問わずCG映像作品を制作
弊社では以下のような様々な用途に向けたサイエンスCG映像作品をご提供いたします。
博物館/科学館上映用CG映像作品
展示会場で映える画を作り、論点を明確に端的に伝えることを第一と考え企画やコンセプトメイキングから行います。
学術発表用CG映像作品
直観的な理解を促すCG動画を活用した映像作品は、発表内容をオーディエンスに効果的に伝える手法となることでしょう。
弊社が制作する動画はこれまでにも有名大学の研究室にご活用いただき、学会におけるプレゼンテーションの訴求力を一層高めることに成功しています。
DVD向けCG映像作品
サイエンスCGの応用事例
サイエンスCG制作のノウハウは多くのジャンルに応用することができます。その事例をいくつかご紹介しましょう。
解剖学/生物学CG動画制作
サイエンス映像の中でも解剖学や生物学に類する映像は特にCGが多く活用されている分野です。地学などの描写とあわせて生物の進化の歴史をひも解くような難易度の高いCGも弊社では積極的に制作しています。こうした広い視野でのCG表現は単一のジャンルにこだわらず多角的にCGを制作してきた弊社ならではの強みです。
工業CG動画制作
工業系の映像作品の中でも、化学に限らず研究成果を発表するための映像作品や、プレゼン用の映像作品においてサイエンスの要素が強いCGが多数使われています。このような分野のCGも弊社では多数手がけておりますので、ぜひご相談ください。