テレビ用CG制作のレギュラー契約

CG制作レギュラー契約のメリット

急ぎで１カット、CGを発注したい、編集の際に必要なCGがある事に気がつき、追加で発注したい。そんなことはありませんか？しかし今お使いのCG制作会社は「営業時間外では対応してくれない」、こんな事態がテレビ番組制作の現場では日常茶飯事で起きています。
テレビ番組においてCG発注先を確実に担保し、CGをリーズナブルにお使いいただく一番の方法は、弊社とレギュラー契約を交わしていただくことです。弊社とレギュラー契約していただくことで、「24時間対応」「深夜に１カットのみの追加発注」といったストレスフリーの現場を実現することができます。
ここでは弊社をレギュラーCG会社としてお使いいただくメリットをご紹介します。

メリット①～特急対応を確実に行うことができる

特急CGは弊社が業界に先駆けて積極的に受注している分野です。膨大な三次元形状データのアーカイブ化などを過去20年間にわたり行ってきたため、テレビ番組に必要な大抵のCGを数時間単位のスパンで制作することができます。
とはいえ、案件ごとにスポットで受注する特急CG制作の場合、急遽対応する必要性がありますので弊社のスタッフシフトと合わず、フリーランスを活用する必要性に迫られるなど、コストも高くなり、かつ人材確保のための時間を要するため、余計な時間と費用を必要とします。
レギュラー契約いただいた場合は番組の制作進行スケジュールを鑑みてあらかじめCG制作スタッフを確保しておくことができますので、こうした余計な時間や費用を必要としません。結果としてCG完成までの時間が早まり、かつコストも圧縮できるという大きなメリットがあります。

メリット②～発注/受注を簡略化することができる

CG制作のご発注は基本的に下請法の適応範囲内となりますので、単発でご発注をいただく場合はお急ぎの場合でも契約の事実が証明できる書面（三条書面等）を交わし、個別に価格を交渉する必要があります。しかしレギュラーで弊社と基本契約を交わしている場合、基本契約書に則る形でCGカットのご発注をいただくことになりますので、個別に価格交渉を行うなど煩雑な作業を省略することができます。

メリット③～意思疎通のための時間を節約できる

レギュラー契約いただいた場合、毎回同じ番組のCGを担当することになりますので、弊社スタッフが番組ごとに求められるCGの画調や手順に慣れることができ、余計な説明を抜きにしてディレクターさんの求めるCG動画素材を高い確度で制作することが可能になります。
レギュラーではなく個別受注でCGを制作する場合、タッチがイメージに合わないなどの齟齬が生まれる可能性がありますが、そうした危険性が低くなるのもレギュラー契約のメリットです。

メリット④～スケールメリットが低価格を実現する

レギュラーで月の売上が想定できるようになると、弊社サイドでも価格的に譲歩しやすくなります。通常のバラバラにご発注いただく都度契約では、受注するカット数が少ないためどうしてもその都度の受注分の中で利益を出す必要があります。そのためCG１カットあたりの単価は膨大に膨れ上がります。

>>参考～CG制作費用

しかしレギュラースタッフとして迎え入れていただくことで、大量のCGカットの受注が見込めますので、１カットあたりの単価は大幅に下がります。

メリット⑤～24時間いつでも１点からご発注いただけます

通常のCG制作会社であれば、深夜など営業時間外ではCGの受注はしないのが普通です。しかし弊社はレギュラーで担当している番組に関しては常駐スタッフを用意しますので、24時間受付で即時対応することも可能です。つまり番組の制作部の方々と同じように汗をかき、番組を一緒に作るのです。こうした対応も「CG制作会社であると同時に番組制作会社でもある」という弊社の強みです。

メリット⑥～弊社CG専門家の意見を聞くことができる

CGには使いこなしかたがあります。例えば「実写のタレント映像とCGを合成したいがどのように撮影をすれば良いか？」など、CGに関わるものなら高度な知識と経験を有したプロが皆様の現場のお手伝いをいたします。
CG単体受注では「CGを作るだけ」ですが、普段からレギュラースタッフとしてお付き合いいただくことで、CGの効果的な活用方法や、CG+実写合成での撮影時の照明や撮影用カメラの選定、またはレンズの選定までを含めた細かい手法まで、CGを知り尽くしたプロフェッショナルが皆様のアドバイザーとしてお手伝いをいたします。

テレビ番組のレギュラーCGスタッフ

テレビ番組においてコストを抑えてCGを使うために一番良い方法は、毎週コンスタントに弊社とお取引いただくことです。レギュラーでテレビ番組のCG制作をお引き受けする場合、スケールメリットが期待できますので、CGの制作費をリーズナブルに抑えることが可能です。ここではその割引の条件となるレギュラーの定義について触れてみたいと思います。

契約を交わすこと

下請法における親事業者の義務として契約書の交付が義務付けられている以上、契約書への捺印は必要最低限度の条件といえます。
契約書は弊社がご用意いたしておりますが、その内容は1クール単位の基本契約書としての内容になっております。1クールに1回、この契約書を交わすことで契約を延長する形をとります。また、毎回ご発注の際にお送りいただくメールは三条書面の形式をとっており、ひな形がございますので、そのひな形に沿った発注を行っていただきます。
料金体系は番組に合わせて毎回の発注数や難易度を鑑みて決定いたしますので、ご相談ください。

毎放送回で仕事が発生すること

弊社が考えるレギュラー採用とは、番組の毎放送回でCGをご発注いただくことです。
例えば毎週放送の番組であれば、最低でも月に三回以上のご発注をいただくことができれば、スケールメリットが期待できるようになりますので、そのコスト低下の分をお客様に還元することができるようになります。
もしも月末時点で結果として三回に達しなかった場合は、その月の始まりから担当したCGの制作料金を通常料金体系でご請求させていただきます。
また１放送回あたりのCG発注数が多ければ多いほど１カットあたりの単価が安くなります。スケールメリットが出る形であれば価格も柔軟にご相談に応じさせていただきます。