映像制作の現場からタイトル
2022/2/10公開

CGレンダリングの間に趣味の話を(キャドウェル125を考える)

仕事ばかりの毎日なものでストレスが少々たまっていたところ、普段乗りの125cc、ヤマハYBR125がぶっ壊れました。ふー。ちくしょう。キーをひねってもウンともスンともいわない。キーホールのところの接点がおかしくなったんでしょう。とはいえ壊れるタイミングが実は少々悪く、私の逆鱗に触れた感じでして、さっそく廃車にしました。そういえば、以前もカード(年会費14万も払ってるやつ・雨)で、たった20万円の買い物で電話承認が入った時は、あったま来てその場でカードを「バキっ!!」と折って店のゴミ箱に捨てたことがあったっけ。(どうでもいいが雨と違って茄子は決済機能では信頼性抜群です/メンコ集め趣味の方なら分かるよね)

YBR125が壊れてからというもの、バイクはデカいのしか無くなってしまいました。とはいえデカいバイクだけの生活はつらく、歳も歳なんで、立ちゴケやらかすと絶対起こせません。さすがに日常的に乗るのはもっと気楽なのが良い。そこでネット見てたら、仙台の中古バイク屋さんに変な中華バイクがあるじゃないですか!その名も「AJS Cadwell 125」です。お値段は走行7000km/3年落ちの中古で総額30万円。

よーく見ると(写真は今度納車されてからアップしますね。商売ガラ、著作権を無視して他人が撮影した写真を使いたくないので。)このバイク、いわゆるカフェレーサー風味。普段乗りの実用バイクなんですが、シートの後ろにリアカウルっぽいのがついてたり、雰囲気的にちょっとカスタムすれば本格的なカフェレーサー風に造りかえられそうな予感。面白そうなので調べてみると、英国のAJSのブランドをつけた中華バイク。なんとエンジンはヤマハYBR125のものを使っている。しかもEFIじゃなくてキャブレター搭載車。それなら勝手も分かっているし、自分でいじれそうなので、その場で電話して買っちゃいました。納車は三月あたりかな。

このCadwell125の写真を見ていると、いろいろカスタムすべきポイントが見えてくる。
タイヤは前のオーナーさんがバルーンタイヤにしてるんで、それでいいかな。ハンドルはもとからセパハンですが、なにせ位置が高い。ライディングポジションは楽チンそうですが、これがカフェレーサー風味を多少損ねることになっている。なので寸法合うスプリング探してローダウンしないとダメっぽいです。とはいえフロントのスプリングを下げると疲れるバイクになっちゃうかも。それならもうフォークのトップを突きだしたままハンドルまわり一式を下に下げちゃおうかな。セパハンのタレもあまり無いから、これももうとっかえるか?
それと、シートがタンデム用なので後ろに長い。これも後ろを重たくするので雰囲気を損ねている。なにせカフェ「レーサー」と言うくらいだから、シングルの短いシートで決まりでしょ。シートをぶった切って前に出してシングルサイズにしてしまうか?それともシングルのを買って取り付けるか?いずれにしてもシートのフレームはぶった切って補強の溶接をしないとダメだな。フレームを改造だね。そこまでやるならフレームのシートのケツを上げておくか。
さらに、よくよく見るとタンクの形状も野暮ったい。これも汎用タンクに変えてしまうか?どうせならタンクをブリティッシュグリーンとパールホワイトとかに塗装しちゃおうかな。
もっと欲を言えば、どうせエンジン始動はキックがメインでセルは補助的なものだから、バッテリーレスにできないかな。そうすると後輪とエンジンの間に何もなくなるからスッキリする。バッテリーレスといかなくても、セルが一発かかる程度の小さい目立たない強力小型バッテリーみたいなの無いかな。これだけEVでバッテリーを研究してるんだから、バイク用で乾電池くらいのサイズのバッテリー出てこないかな。リチウムイオンの奴も最近は一般的になってきててバイクのカスタムでは王道ですが、軽いけど、大きさはあまり変わらないんだよね。薄く小さくしてくれりゃ見えないようにシートの裏側あたりに貼り付けるのに。

ナンバーも位置を変更だな。普通に後ろについてるだけじゃダサすぎる。ブレーキランプとリアウインカーもぐっと前に出して。あとバックステップは付くかな?何か流用できるのがあると良いが。

やばい、こんなこと考えてると、どんどん時間が経って行く。。。とはいえ、実は今、お仕事のCGのレンダリング中なんですよね。これが終わらないと先に進めないので、待ち時間に妄想中。

娘のバイク(ヤマハSR)

そういえば話飛びますが、娘がヤマハのSRを買ったんだよね。ファイナルエディション。あれ、いいバイクですよね、雰囲気あって。ジャパニーズトラディショナルって感じ。わざわざ昭和チックな復刻デザインのフルフェイス買って乗ってる。うらやましい。なんといっても新車ですよ新車!すごい!

自分、バイクは一台も新車で買ったことが無いんですよ。いつも中古屋さんをふらふらして、気に入ると買うって感じ。そんでいろいろいじくり倒して、いつの間にか別物になってる。デカいのは車検があるから、あまり思い切っていじれませんよね、でも小さいのは車検が無いから、ある意味オモチャ。いじり倒してナンボ。

古いオートバイはクセがあって…

ほんとは2スト250cc探してたんだけど、なぜか中華125cc。理由は簡単、安いから。以前若いころ乗ってたホンダBROSもいいかなと思ったんだけど、良いタマが無かった。

そういえば、2スト、最近はもう良いタマが無いですね。むかーし、スズキのウルフ250なんてバイクに乗ってた時期があって、あれの感覚が今も残ってて忘れられない。迫力で言えばリッターとどっこいだった。不安定ですからね。なにせ150キロしかない軽い車体に45馬力のエンジン。トルクは確か3.8キロあったと思う。トルク3.8キロって言うと普通に400ccと変わらないトルクなので、それで車重が150キロしかないから、もう何が起きたかわからないレベルの加速するんですよね。すぐフロント浮いてしまうし。3速でもフロントが浮いて不安定になっちゃう。排気はオイルが混じるから白いもんで、高速道路なんかでガツンと鞭入れるとバックミラーの中で白煙が渦を巻いて後ろに伸びていく。
いや、あれは45馬力なんて感じじゃなかったな。メーカーの自主規制で45馬力って言ってるけど、もっと出てた気がする。とにかく車重と出力のバランスがおかしい。

話が先ほどちょっと出たからBROSについて触れると、V型二気筒が面白いなと思ったきっかけがこのバイク。低速はガクついてしまって使えないし、ストールしやすいけど、こまめにシフトしていけばエンジンの鼓動感がものすごくあって「バイクはこうじゃないとね」って思う。四気筒のバイクじゃ、こういうドドドドっ!ていう地面を蹴るようなフィーリングはありませんからね。そうか、ドゥカティが好きな人って、こういう二気筒特有の雰囲気が好きなのかな?ああいう高級車とは縁が無いもんで知らんけど。
ちなみに今もV型二気筒は好きで、ホンダはホンダでもVTR1000Fっていうバイク乗ってる。これも1997年の古いバイクでクセがあって面白いです。古いバイクだからもちろんEFIなんて立派な偏差値の高いことはしていない。普通にキャブレター。制御なんてされてないもんで、とにかく2500回転以下がガクついて使えない。んでも1000ccもあると2500回転も回ってりゃ、けっこうなパワー出てて気を遣う。
あと冬はエンジンほんとかからないです。しばらく乗って無くて冷え切ってしまってオイルが落ちてると、チョークを引っ張って、バッテリーが上がるんじゃないかって勢いで「きゅきゅきゅきゅ」ってセルを回します。
あと夏は夏で、ものすごい熱を出します。夏なのにストーブを抱いてる感じです。ラジエターが左右に二つ付いてるんですよね。V型のデカいエンジンを積んで車体を短くするために前にエンジンをずらしたもんだから、ラジエターを入れるスペースが前に無くなってしまい、仕方なく横に二つに分けて貼りつけたようです。ところがこれがまた冷えない。いくらラジエターをメンテナンスしても冷えない。電動ファンが付いてるんですが、これが夏は狂ったようにずっと回ってる。そんでその熱風が太腿のところに当たるんです。生暖かいとか、そういう生易しいものではなく、まさに熱風です。こないだ、この電動ファンがぶっ壊れて、アクアトンネルでオーバーヒート。あっと言う間に加熱してレッドゾーン。浮島でアイドリングしながら水をエンジンとラジエターにぶっかけて冷やしました。熱でひん曲がってなけりゃいいけど。そんですぐヤフオクで中古のファンとラジエターを買って、交換。とにかく熱いです、このバイク。
これだけ熱いってことはガソリンをそれだけ燃やしてるってこと。燃費は一般道で8キロ、高速で13キロくらい。下手すりゃ排気量3700ccある俺のZより悪いです。
さらにギヤ比がおかしい。十字路左折なんか小回りだから普通は二速でしょ?しかし二速がすごくハイギヤードで2500回転を保つと速すぎる。じゃあ一速はどうかというと、ギヤ比が低すぎてエンブレがキツすぎてアクセルに気を遣う。楽をさせてくれないんですよ。しょうがないから半クラで二速か一速か。左手がつります。最新のリッターバイクだと、普通に一速がもうちょい高いギヤ比になってるから、一速でいいんでしょうが、このVTRは中途半端。
ちなみに一速でレッドまで引っ張ると90km/hくらい、二速でレッドだともう140km/h近いので、そういう感じです。そんで100km/hで高速走ってると今度は6速がハイギヤードすぎて、回転がギリギリ2500回転程度なので、ちょいガクつく。もうちょい5速を高めにして100km/hでちょうど良くするか、6速を少し低めにするか?どっちかにしたほうが日常で使いやすいんですよね。全体的にギヤの設定がおかしい。
それと、このVTRもご多聞に漏れず中古で安っすく買ってきたのですが、前のオーナーが付けてたマフラーがとにかく爆音マフラーです。モリワキのすごい爆音。しかもちょっと燃調が狂うとシフトチェンジでアクセルをオフるたびに「ばんっ!どかん!」ってアフターファイアしちゃうんですよね。その音がまたスゴイ轟音。だからキャブの調整をちょこちょこやる羽目になる。おかげでバイクのキャブ調整、うまくなりましたよ。

その他、いろいろ変なバイク乗りました。例えば「バンバン90」とかね。友人からタダでもらっておいて文句言うのもなんですが、変なデカい風防がついてるバイクで恥ずかしかったなあ。若い時に少し乗ってたんですが、なにせポンコツで、エンジンが回らない。いくらアクセルを開けても最高時速40km/hとかですよ。おまけに2ストだから白煙がすごい。さすがにこれはしばらく乗って廃車にしました。もともと友人も「乗るならやるよ、もうお釈迦だけど」って感じでくれたものだったし。

まあ、クセモノばかり乗ってて、いわゆる優等生が一台も無い感じの車歴です。それこそ最近のトラクションコントロールとか、アンチロックブレーキとか、電子制御燃料噴射とか、そういうのとはまるで違う世界で縁がまるで無いです。自動車がね、やっぱり電子制御が介入するでしょ?それとEVや電動バイクの時代ももうすぐでしょ。だからちょっと違うガソリン臭い空気がまだバイクには残ってるから、ポンコツでもいいのでキャブのが楽しめるうちは楽しんでおこうかなと。時計なんかも、やっぱり機械式はゼンマイを巻く瞬間に喜びがあるじゃないですか。ああいう空気を楽しめるうちは楽しんでおきたいもんです。

さて、CGのレンダリングが終わりそう。仕事に戻りますね。明日もがんばろう。

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