映像制作・動画制作費用見積タイトル

プレビューの重要性

映像制作の現場では作業途中でお客様に経過をご報告し、私たちの認識に誤りが無いかを確認していただく「プレビュー」という試写の機会があります。このプレビューは映像を間違いなく効率よく制作するためには絶対に必要なものですので、「後で何とかなるだろう」と思わずに、しっかりとご確認をお願いします。
特にクライアント企業様の窓口となる方と、その上長であり決定権を持つ方が別で分かれている場合、窓口担当者の方が一回目のプレビューでOKを出したにも関わらず二度目のプレビューで上長から別の新しい改編希望をいただく場合があります。このような場合は一回目のプレビューにおいてご指摘を頂戴していなかった部分を改編することになりますので、基本的に追加料金での対応となりますのでご注意ください。変更点を改編するために必要な工程にかかった実費と利益分を請求書に加算いたします。

修正と変更の違い

弊社の勘違いなどによって制作前の段階で合意していた内容と明らかに違う内容の動画が出来上がっている場合、もしくは一回目のプレビューの段階で間違いを指摘されていたにも関わらず二度目のプレビューで対処できていない場合など、弊社の落ち度によって内容の改編がさらに必要となった場合は、「修正扱い」となり、もちろん弊社は無償かつ可能な限り迅速に修正作業を行います。

制作前の段階で合意していた内容を制作に入ってからお客様のご都合により覆し改編する場合、またはプレビューを一回行い、その一回目のプレビューでお客様が合意した部分もしくは修正を指示しなかった部分について二度目のプレビューで変更を行う場合は、「一度了承を得て先に作業を進めたにも関わらず、その前提を覆し工数を増やした」ということになりますので、「変更扱い」になり別途料金が発生します。

この「修正」と「変更」の扱いの違いは大原則として弊社では常に意識しつつ守っています。映像の内容を改編する作業の複雑性は私たち専門家にしかわかりません。同じような映像を作っている場合でも、特にクオリティを求める映像を作っている場合は、その「ほんの少しのニュアンスの違い」のためにまったく違う工程をたどり多大な労力をかけている場合もあるのです。くれぐれもご希望の作風などがある場合、弊社スタッフにできる限り詳細にお伝えいただき、制作に入ってから覆ることが無いようにお願いを申し上げます。

変更にかかる費用

変更の場合の費用は、作業を前の段階に戻し、その段階からかかった費用をご負担いただく形になります。部分的に済む変更の場合は数日分の費用をご負担いただくだけで済みますが、全体にかかわる「作風の転換」などの場合は時間もかかる上、場合によっては全部の作業をやり直す必要がありますので、納期に間に合わないばかりか、当初予定されていた納期の段階でそれまでにかかった費用を一度ご精算いただき、再度仕切りなおして作業を行う場合があります。

また、あまりに変更が相次いで制作継続が困難と判断した場合はやむ負えず「制作中断」とさせていただきます。この場合はそれまでにかかった費用の一切をご請求申し上げますのであらかじめご了承ください。

お客様が映像制作会社やテレビ局の場合

お客様が映像制作会社やテレビ局などの場合、下請法の適用範囲になりますので「指示内容変更に伴う費用」は厳しくなります。あらかじめご了承ください。物価高騰が続く2022年8月現在、ご相談に応じる余地が減っていることも確かです。ご負担いただくべきものは請求書の段階で反映いたします。
くわしくは公正取引委員会の下請法に関するウェブサイトをご覧ください。

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