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医療映像や介護映像では必須の衛生管理

衛生区画での撮影弊社デキサは、医療や介護といった現場の撮影を手掛けることが多いため、徹底した衛生管理を行い、事故を未然に防ぐために尽力しています。
基本的に専門業者に頼ることなく、ロケ現場の掃除と共に衛生管理を行いますが、これらの費用は見積段階で概算の価格をご相談の中で提示させていただいております。ご相談いただければと思います。
逆に、こうした費用はお客様方の健康を守るという意味合いでもありますので、ぜひ皆さまのご理解とご協力をお願いします。

弊社の衛生管理に関する基本方針はコチラのページをご覧いただくこととして、ここでは衛生管理に使用する製剤の種類やコストを大まかにご説明をいたします。

エタノールを主に使用します

弊社の消毒は基本的にエタノールによるものです。エタノール製剤についての活用は以下の方針で行います。

75%~80%エタノール製剤 機材の樹脂を除く人が触れる可能性の低い部分の消毒・クリーニング
食添エタノール製剤80%濃度前後 人が触れる可能性が高い部分の消毒
無水エタノール99% 樹脂部分を除き、電気的な関係から水分の多いエタノールが使えない機材の消毒
70%エタノールジェル 手指の消毒用に各個人にエタノールジェルを配布
次亜塩素酸ナトリウム水溶液 人が触れない床などの消毒

機材の衛生管理アルコール消毒

エタノールは2020年5月26日の閣議決定により高額転売などは禁止された流れがあり、その不足が一時期話題となりました。しかし2023年7月現在、安定供給されておりますので、安価に活用できるエタノール製剤をやっとロケ前の機材の部分消毒やクリーニングに利用できるようになったところです。

とはいえこれらは安定して在庫をしているわけではありませんので、ロケが決定したタイミングで安価に購入でき、品質の高いものを選定して都度購入していくしかありません。そのため、時価での取引で何とかコストを抑える工夫をしてまいります。

またアルコールジェルなどを携帯するための容器も、高濃度エタノールに耐えうるPPやPE、さらにHDPEといった素材を使ったものを選定して大量購入し、ロケに備えています。安価なPET素材はアルコール製品の容器としては使えませんので、コストは必然的にかかる傾向にあります。

参考外部サイトPDF~新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(厚生労働省医政局経済課)

マスクや手袋のコスト

衛生用サージカルマスクこうした消毒を行った上で、医療機関や介護施設等でロケを行う場合、スタッフはマスクを常時装着します。さらに弊社ではウイルスや飛沫感染防止能力に関するエビデンスを取っていない布マスクや自作マスクの使用を社内・現場を問わず禁止しています。そのため使える選択肢は不織布マスク一択という状況で使い捨てです。不織布の中に入っている帯電メルトブロー不織布の効果は4時間ほどですので、肉体労働でもある撮影では汗をかくことや呼吸の回数が増えることを考慮すると2時間程度で新しいマスクに着けかえるのが合理的でしょう。
このように、マスクは万全を期した場合は一日のロケの間でも数枚は使うことになるでしょう。

また、カメラを入れる場所によっては、手袋も必要に応じて一日で数枚を使う事となります。少しでも消毒の及ばない箇所を触るなどの場合はその都度交換することになるでしょう。これだけの枚数を数人分を用意するとなると、相応のコストがかかってしまいます。

機材の衛生管理

衛生管理の行き届いた自社機材を活用した医療現場でのロケ風景

楽観視をしない万全の体制

消毒用アルコール類弊社ではとにかく万全を期し、安全を守り抜くためにテレビ業界における衛生管理のレベルを超えた、さらに上を行く衛生管理を行っております。朝、現場に到着した瞬間からの現場の環境消毒に時間を使い、さらにロケや収録の最中にスタッフの号令で全員が手指消毒を行う時間を設けるなどの工夫も、そうした一貫です。

こうしたコストはお客様への請求金額に乗ることとなりますが、皆さまの安全性の確保と、社会的責任を果たしていく意味においても重要なことと考えておりますので、ぜひご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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