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言葉だけでない本当の「心に残る方程式」

映像というメディアは「時間経過とともに流れ去る」という特徴があり、この宿命から逃れることはできません。ですから「心に残る映像」というのは「言うは易く行うは難し」なのです。一回ナレーションや動画で紹介したところで、視聴者の方々の心に残るかというと疑問です。
ここでは、いくつか事例を以下にご紹介して「映像の内容を視聴者の心に残すための演出的方法論」について触れますが、これらはごくごく一部にすぎません。ベテランのディレクターというのは、膨大な経験値で蓄積してきたこうした方程式を心の引き出しにしまっていて、これらの引き出しをケースによって開けて応用しながら、視聴者の心に大切な情報が残りやすいように調整していくのです。
では以下に私たちが実際に駆使している「心に残る映像」を実現するための具体的な方程式をいくつかご紹介します。
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たたみかけの重要性

まず、「たたみかけ」です。映像は時間の経過とともに流れていくものですから、ちょっと見過ごすと内容がわからなくなってしまいます。一度わからなくなったら最後、それ以降の内容について来てくれる視聴者はいません。そこで視聴者を引き付けて視聴率を稼ぐ必要があるテレビ番組などの現場では、このたたみかけという手法を使って、視聴者を置いて行かないように内容を刷り込む努力をしています。
普通のテレビ番組を見るとよくあるのですが、一つの事実を伝えるために「レポーターによるレポート」「専門家によるインタビュー解説」「CGや図解による解説」という三段階でどんどん奥に深く入っていくような構成を行うことがあります。こうした手法をたたみかけと言い、テレビ番組で視聴率を逃さないために普通に使われている方程式です。一般的によく行われている例を段階に分けると以下のようになります。

① レポート

② 専門家によるポイント解説

③ CGや図解による解説

順番は作品によっても変わりますし、方法論も様々ですが、基本的に映像では一回言って終わりということはありません。一つの事象を段階に分け、方法論を変えて描くことで繰り返し効果を狙います。
理解してもらわないといけない情報、重要度が高い情報は、必ずこうした方法で時間をかけて丁寧に解説します。
実際の作品では、比喩を用いたり、単純化したり、実に多彩な手法を使って、こうした畳み掛けを行っています。そしてこうした手法をいくつ知っているか?というディレクターの引き出しの豊富さが作品のクオリティを決定するひとつの要素となっているのです。
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落差や変化を活用する演出

動画と音声のコンビネーションによって印象を作り上げることができます。人は「変化に反応する生き物」です。ですから心にここだけは残したいと思うものを伝える前に大きな変化を作り、視聴者の心の姿勢を前のめりにさせて、そこに情報を提供するのです。そうした「変化」や「落差」を生み出す方法はいくつかありますが、ここではBGMを使った一般的な手法をご紹介しましょう。
いきなりBGMをカットするなどの方法がよく行われています。BGMをカットして、その変化で視聴者が反応し、画面に集中度が上がった瞬間をついて見せたい動画を見せるのです。これはドキュメンタリーでもバラエティでも使われていますし、映画などでも使われている比較的高度な演出テクニックのひとつとなっています。
「音が消える」という変化をわざと作り、視聴者がその変化に反応した瞬間に大切なことを伝えてしまうのです。

このように、映像制作で使われる演出というのはテクニックの一つです。単に「きれいな目に映える動画」を作ったから心に残るということはありません。地道な計算と、膨大な制作者の経験が「心に残る映像」を造り上げる具体的指針として有効に働くのです。
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映像演出術の専門家が作る動画コンテンツ

映像作品の事例紹介

高度な演出技法を惜しみなく投入したデキサの映像作品群

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