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映像は伝わってこそ意味がある

わかりやすい、という言葉は、裏を返せば「情報を受け取ってもらいやすい」ということでもあります。よく「あいつは人の話を聞いていない!」と言って怒る人がいますが、裏を返せば「聞いてもらえるように話していない」のです。
情報を相手に与えるには、テクニックが必要です。映像演出が狙う効果は多岐にわたりますが、情報を受け取ってもらいやすいストーリー展開や伝え方を考えることは大切な仕事のひとつとなっています。
映像はコミュニケーションツールです。伝えたい情報を視聴者に受け取ってもらえてはじめて意味があるのです。ですから映像を作るときだけは視聴者の顔色を想像しながら作りましょう。「わからす」のではなく、「受け取ってもらえる」ように、あなた自身が努力する必要があるのです。

話の手順を考える

話の手順は大切です。特に映像というものは、どんどん流れていってしまうものですから、ちょっとでもこの話の手順を間違えると、視聴者が理解しきれていないまま、どんどん先に話が進んでしまい、結局何を言いたかったのか視聴者は一切理解しないまま映像が終わってしまいます。これをテレビ業界では「視聴者置いてけぼり」と言います。
弊社では映像を学んでいないお客様からの持ち込み台本をそのまま映像化することには否定的です。その理由がこの「話の手順」です。
実は作文と台本の一番の違いが、この「話の手順」です。映像のプロは話の手順を重要な演出的要素と考えており、例外なくプロの書く台本というものは手順が計算されつくしています。
例えば順序通りに論理展開をして、わかりやすく文章を書いたつもりでも、そのまま映像にするとわからなくなることがあります。この理由は単純で、「順序通りに書いたから」です。
映像というものはまず結論から入らなければなりません。もちろん例外もありますが、最初に「何について語りますよ」というコンセンサスを視聴者に与え、そのコンセンサスを基にして最初から順を追って説明していくのです。こうすることで、視聴者は自分が何について説明を受けているのかを理解した状態で情報を受け取ることができるようになります。
これが無いと、何について語られているのかわからないまま話が進み、最後に「ああ、そういうことか」と気づいた時には、最初からもう一度見直さないと何もわからないという状況に陥ることになります。

情報の取捨選択と分類こそ構成の本質

わかりやすい情報整理の手法というものは大きく分けると二つあり、一つは情報の取捨選択、そしてもう一つは情報の分類です。
実は映像を構成して編集するということは、この情報の取捨選択と分類を行う作業そのものです。何から何まで描くなら構成も編集もいりません。すべての事柄を動画で撮影してそのまま見せれば済むのです。
映像制作の現場でディレクターは、常にこの取捨選択と分類を念頭に置いて撮影から編集までを監理監督しています。

捨てる勇気を持つ

情報の取捨選択、つまり「捨てる勇気」を持つことは映像制作にとっては重要です。こうした方法を「絞り込み」と言いますが、情報を取捨選択し、本当に伝えるべき内容に構成を集中させることで、テーマを明確にしていきます。
企業広報などの映像を制作していると、クライアント様にも「取捨選択しきれない悩み」があるように感じます。私たち映像制作者からすると「1作品1テーマ」というのは基本なのですが、クライアント様の立場からするとコストの関係から本数を作れない場合もあり「あれもやりたい、これもやりたい」となってしまうようです。
例えばよくあるのが「企業紹介」と「商品紹介」を1作品でできないか?というご相談です。前半で企業の紹介をして、後半で商品紹介をできたら嬉しいというご要望が最も多いように感じますが、これをやってしまうと間違いなく視聴者が混乱します。
視聴者の立場になって考えてみてほしいのですが、作品の前半で企業紹介をしているわけですから、視聴者のアタマは「ああ、会社の紹介ビデオなのだな」というモードになっています。その前提を持っているのに、途中からいきなり商品の紹介が始まると「あれ?これは何だ?」と混乱してしまうのです。

2作品に分けるという手法

こうした混乱を避けるために、私たちデキサでは「2作品に分けてはどうでしょうか?」という提案をさせていただいております。「企業紹介」と「商品紹介」という二つの異なる性質の映像をつなげて見せてしまうから視聴者に混乱が生じるのですから、ここは分けて制作したほうが視聴者に対してわかりやすく伝えることができます。
ウェブで公開する場合は、作品のテーマが明確なら明確なほど検索エンジン対策としても有利にはたらきます。
くれぐれも「1作品1テーマ」という大原則を忘れずに。

間仕切り感の演出

また、もしどうしても1作品で「企業紹介」と「商品紹介」をやりたいなら、この2つのブロックをいかに区分けするか?という工夫を行います。
このように「区分けを明確にするための工夫」を「間仕切り感の演出」と呼びますが、例えばテレビ番組などの場合は、途中でCMを挟んで違うテーマのコーナー同士に間仕切りを行う工夫が行われています。一時間番組の場合は通常はCMによって4つのコーナーに分かれていますが、これらはCMによって間仕切りが行われているために視聴者が混乱することなく見続けることができるのです。
もちろんCMが無いNHKの場合などは、コーナーとコーナーの間にスタジオシーンを挟んで間仕切りを行っています。
この両者に共通するのは、全く違う性質のシーンを間に挟むことで間仕切り感を演出し、視聴者のアタマをリセットしているということです。

情報の分類

分類というのはリサーチで徹底的に関連する情報を集めた上で、そのそれぞれの情報を、ある一つの価値観を基準にして分類し、まとめていくのです。
とはいえ、この程度の話は当たり前ですし、本来なら映像制作会社を謳う会社すべてが意識していてしかるべき水準の基本中の基本です。
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振り分けを明確にする

映像を制作する上で大切なことは、動画で語る部分、オンコメントで語る部分、ナレーションで語る部分という要素に、情報をいかに振り分けるかということです。
この振り分けは「画+音」という複合的な表現がともなう映像ならではのもので、見やすい映像作品というものは、必ずこの振り分けをうまく行っています。
例えばインタビューなどのオンコメントが無く、ベタでナレーション構成を行う場合でも、「動画で語るべき部分」と「ナレーションで語る部分」があるはずですが、両者をうまく区切らなければナレーションがズラズラと続くだけで、動画が死んでしまうのです。
映像のカットとカットの編集点と、ナレーションのイン点を少しずらすだけで画が活きて来ることも多々あるのです。
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視聴者を前のめり姿勢にする

知的好奇心をあおり、それを満たすという方法論は、わかりやすい映像を制作するための基本技術です。なぜなら「わかりやすい映像」とは、実は「視聴者が自らわかろうとする映像」と同じことだからです。そして視聴者が自らわかろうとし、的確な情報が与えられる映像作品は視聴者の立場になれば例外なく面白いと感じるはずなのです。
簡単に言うと、知的好奇心をあおられた視聴者は「え?知りたい知りたい」というモードになり、自ら情報を求めるようになります。そういう姿勢を映像演出の業界では「前のめり姿勢」と呼びます。その前のめり姿勢を視聴者に作っていただくように誘導できれば、あとは答えとして情報を提供するだけですんなりと受け取ってもらえます。
これはコミュニケーション術です。視聴者になぞかけを行い、今度は視聴者から知りたいというラブコールを受ける。そこに答えを与える。視聴者は満足する。こういう流れを作ることができれば、それは視聴者にとっても知りたい欲求を満たす良い作品になりますし、面白いと感じてもらえるはずです。
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映像演出術の専門家が作る動画コンテンツ

映像作品の事例紹介

高度な演出技法を惜しみなく投入したデキサの映像作品群

弊社映像制作会社デキサは映像演出を専門とするディレクター職の代表が設立した映像制作プロダクションです。コーポレートアイデンティティ動画や、商品PRといったマーケティング動画、マニュアル動画まで、それぞれの用途に合わせた演出方針で的確な映像を制作いたします。
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