医用工学の映像をストレスフリーで制作
医療機器の研究開発や、医学研究に用いられる新たなソリューションの開発など、医用工学(medical engineering)に関わるメーカー様や研究者の方々、そして治験などで開発に関わるドクターの方々が、外に向けてその医療機器の技術内容を発信するための動画制作を弊社デキサでは積極的に請け負っています。
研究者や開発技術者、そして医療従事者の方々にとって全くの専門外である動画(映像)制作は大変な負荷がかかる仕事でしょう。しかし私たちデキサにご相談くだされば、医用工学を含め医療関連の動画制作を20年以上にわたり担当してきたスタッフを中心に、リサーチや構成台本作成から最終的な完パケの納品まで、一貫して制作することができるばかりか、通常は外注となる3D-CGも自社で制作するなど、他に類を見ない効率の良さで皆様のお仕事を邪魔することなくストレスフリーの制作現場を展開します。
医用工学に必須の3D-CGの内製化
弊社代表が3D-CG(三次元CG)の制作に進出したのは西暦2000年。当時はあまりメジャーではなかった解剖モデルのモデリングからはじめました。この頃に作成をはじめた解剖3Dデータが、今のデキサの礎の一つとなっています。
長い時間をかけ、多くの医師や解剖学者など監修者の眼を経て精度を高めて来たオリジナルの解剖3Dモデルと医療機器などのCADデータを組み合わせることで、医療現場で活用される医療機器の動作原理などを直感的に理解しやすい形で動画化することがでで、これまでに多くの医療機器に関する動画を世に送り出してきました。
医用工学分野の映像化は、工業CGのみでは不可能です。必ず優れた解剖CGが必要になります。この解剖CGを使う事ができるという点が私たちデキサの強みとなっています。
カメラ撮影も衛生管理が可能
デキサの撮影技術は自社機材だけでENG(ショルダータイプの報道カメラ)4台まで出動できる規模です。自社機材のため、使用履歴が明確で消毒などの衛生管理も可能。一般的なレンタル機材のように「前の日にどこで運用されていたかわからない」といった事がありません。
こうした衛生管理は特に医療関連の映像制作現場では重要です。手術室の撮影を行うカメラや三脚が不衛生では汚染の可能性を否定できず大変危険。
弊社デキサはコストがかかっても自社の機材にこだわるのは、医療現場や工業におけるクリーンルームなどの撮影をリスク無く行うためです。こうした危機管理も長年の経験の蓄積の結果です。
多くの実績が物語る信頼性
弊社デキサでは以下のように医療医学関連の技術についての動画を数多く手掛けてきました。ここではその中の一部をご紹介したいと思います。ほぼすべての作品でCGが使われていることも弊社の特長となっています。
実績紹介◆EV回収技術紹介動画~H.U.グループ中央研究所様
これまで手作業が多かったEV(エクソソーム)回収手法を自動化し、データの再現性を高め、より厳密な研究を行うためのソリューションがEViSTEP®です。このソリューションの技術内容を広報するための動画、そして印刷物のための画像データを弊社デキサでコーディネート/制作いたしました。
こちらの案件では弊社は動画を制作するという映像制作会社としての動きだけではなく、広報戦略に必要なデータをどう効率よくそろえるか?など、広報宣伝業界で長年培ってきたノウハウを駆使してコンサルティングチームのように活動を行っています。
実績紹介◆富士通ゼネラル様~頭皮冷却法の広報動画
まだ製品が試作段階で、デザイン案はあるが、実物が無い。そんな時はCGを活用して広報宣伝を行うのがペストです。弊社は実写とCGを織り交ぜた映像を、コンパクトな現場でリーズナブルな料金で制作することを主眼に作られた映像制作会社です。「実物が無いのだけれど、PR動画を作れますか?」というお問合せを数多く頂戴し、そうした難題にもっとも効率よいソリューションで解決をしてまいりました。またテクノロジーを扱う動画は英語版を作ることが多く、弊社なら日本語版と英語版を同時に制作している実績も多数です。
実績紹介◆永島医科器械様~佐藤式彎曲型直達鏡紹介動画
医療現場の医師の立場から発案された大変画期的な「彎曲型咽喉頭直達鏡+開口器」というコンセプトの医療器具の仕様や扱いを紹介するための動画です。
当作品では、この機器を使用した手術の現場にカメラを入れて、医師のインタビューを交えながら実際にその利便性について詳しく説明しています。
医療機器の技術解説動画は弊社デキサが最も得意としている分野でもあります。企画の大小はありますが、年間で数本はこうした医療機器の動画を承り納品いたしております。
実績紹介◆抗体作製技術解説動画~カイオム・バイオサイエンス様
カイオム・バイオサイエンス様では、ニワトリB細胞由来の抗体産生細胞にヒト抗体の可変領域の遺伝子をノックインして培養することで変異を起こし、多種多様な抗体を生み出すことができるライブラリを取得しています。このライブラリこそカイオム様がスピーディに狙ったヒト抗体を作製することができる技術の基本となっており、本動画も、このライブラリを中心に描き、抗原に対して高い親和性を示す抗体をいかに素早く得る事ができるかを解説しています。
実績紹介◆抗体親和性成熟技術解説動画~カイオム・バイオサイエンス様
カイオム・バイオサイエンス様ではニワトリB細胞由来の抗体産生細胞を使った抗体親和性成熟サービスを展開しています。こちらのサービスでは抗体産生細胞の抗体遺伝情報の領域に、親和性を改善したい抗体遺伝子の可変領域の遺伝情報をノックインします。すると少しずつ変異が入った抗体産生細胞と、そこから生じる抗体のライブラリが完成します。このライブラリから、狙った抗原に強く反応する抗体を生み出すj抗体産生細胞を選別し、さらに培養して数を増やし、様々なスクリーニングを行い、より親和性が高い抗体を生み出します。
制作した映像の幅広い活用方法と利用価値
医薬品をPRするという広い意味では、せっかく作った映像ファイルをどのようなデバイスで再生し、どのようにプレゼンするかも大切ではないでしょうか。
私たちデキサは映像制作プロダクションでありながら、DVDオーサリングを行ったり、ウェブサイトも含めてプロデュースするなど印刷物以外のほとんどのデバイスに展開することができるのです。
自力でこれだけのオーサリングが可能ということは、それらに最適のファイル形式がどのようなものなのかを熟知しているということでもあります。聞きかじりではない、身になっている知識を持っていること、これも「信頼に足る制作会社」の条件ではないでしょうか。
また、ウェブ動画ならウェブ動画用に、DVD用ならDVD用に、ひとつの元となる映像作品から、それぞれのデバイスや使用用途に最適化した再編集を行うなど、より「広報として効果があるように」という工夫を積み重ねます。これが「デキサは映像制作会社というより映像によるプロモーション会社だ」と言われる所以です。
元となる映像作品から多様なデバイスに向けてアレンジが可能
展示会のブースで上映する
医薬品の作用機序紹介映像の使い道としてまず想定されるのが展示会のブースでの上映です。展示会では歩いてブースの前を通りすぎる人の足をいかにして止めるかが勝負となります。そのため展示会上映用の映像はまず「目に留まりやすいインパクト」が大切です。CGやテロップワーク、そして音の作りこみなどもインパクトを優先し、常に素通りを防ぎ、目に留まる映像を目指した再編集が効力を発揮します。
また、映像のインパクトだけでは足を止められてせいぜい2分程度ではないかと思います。最初の2分でいかにして短く端的に商品の魅力を伝えるかが勝負です。
そしてできるだけ「映像でしか伝えられない内容」に絞り込み、短く見せることがポイントです。映像はあくまでブースでの展示物に興味を示してもらうまでが役割と割り切り、あとの細かい紹介は紙媒体のパンフレットに任せるくらいの考えでいたほうが結果として集客に結びつきます。
>>展示会用映像制作の詳細
ウェブで公開する
ウェブサイトに映像を貼り付けるなら、概略はあまり説明する必要がないかもしれません。そしてより詳細な内容が望まれるでしょう。というのも、ウェブの映像というものは、そもそも検索エンジンを経由して、興味を持つ人や基礎知識を持つ人しか訪れないからです。つまり大前提として興味のない人は見ないという割り切りで編集をする必要があります。
より丁寧な詳細な内容に特化して編集を行い、検索エンジン経由で訪れた視聴者の知的好奇心を余さず満たす必要があります。
>>ウェブ用映像制作の詳細
DVDで頒布する
DVDで頒布するなら、ディスクメディア特有のメニュー機能を最大限活用し、知りたい情報に最短時間でアクセスできる工夫が求められます。よく設計されたメニュー画面は視聴者の利便性を向上させ、それを配布している企業のコーポレートイメージの向上にも役立ちます。
またDVDはメディアのフォーマットの限界から動画の解像度が720×480ピクセルに限定されます。そのためテロップなどのサイズもHDを基本とするウェブ動画などとは変えておくのが望ましいでしょう。
尺的には90分程度までは片面1層のディスクに理想的な画質で収まりますので、多くの特典映像などを加えて制作するのも良いのではないでしょうか。
>>DVDオーサリングの詳細
タブレット用ファイルにする
最近多いのが営業さんが持ち歩くタブレットPC用の映像ファイルです。こうした映像ファイルは営業宣材としての使用がメインで、まさにエレベータープレゼンテーションの道具として活躍しています。そのため「最初の15秒で興味を引くつくり」が求められます。
ポイントを絞り、最初の15秒に全神経を集中して一気に商品に興味を持ってもらう工夫。これはまさにテレビCMの演出とまったく同じです。
弊社ではテレビCMの制作にも携わっていますので、そのノウハウを営業用タブレット映像に活かすことができます。
>>タブレット用映像制作の詳細
時代を追いつつ基本に忠実な映像制作技術
デキサはテレビ番組からウェブ動画まで、一貫して「高いクオリティをリーズナブルに」というポリシーで制作を続けています。
プロならではの映像企画の内容をご紹介。 |
視聴者の眼を釘づけにする映像演出の紹介。 |
最新技術を駆使したデキサの映像撮影技術。 |
作品を活かすも殺すも編集次第。その秘訣を紹介。 |
ナレーションやBGMなど音声の制作について。 |
気になる映像制作の料金を細かく解説。 |
最新情報◆医療ドラマ『トップナイフ』のCG制作
日本テレビで放送の医療ドラマ『トップナイフ』。脳外科医たちを主人公としたこのドラマの病理病態CGや術式CGなどは私たちデキサの作品です。デキサでは医療業界向けコンテンツだけではなくドラマや番組などメジャーメディア向けにメディカル情報を扱うCGを数多く供給しています。
>>外部サイト■日本テレビ医療ドラマ『トップナイフ』スタッフリストページ
>>弊社代表コラム~医療ドラマ『トップナイフ』のCG制作過程