動画撮影技術タイトル

普及しつつある高速度撮影

hs003スポーツや分析映像の撮影などで大活躍なのが、ハイスピードカメラです。
スポーツ中継などでは一般的にテレビ番組などに、こうしたハイスピードカメラによって撮影された美しいスロー映像が織り込まれるようになってきましたので、皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。
こうしたハイスピードカメラで撮影されたスロー映像は「スーパースロー」などとも呼ばれ、性能向上が著しい機材の分野でもあります。
弊社の実績で言うと、野球のバッティングフォームやゴルフのスイングなど、動きやフォームを細かく解析する必要性がある場合に用いてきました。
普及してきたとはいえ、まだまだ特殊な撮影技法のため、「使うだけで目新しい」というセールス面での効果も期待できます。

毎秒1000~2000フレームのスーパースローは当たり前

hsbaroon現在のハイスピードカメラの能力は、フルハイビジョン解像度(HD)で、毎秒1000フレーム~2000フレームは当たり前の世界となっています。
右は実際に弊社でハイスピードカメラを用いて、風船が割れる様子を毎秒1000フレームで撮影した動画素材から静止画を切り出したものです。
風船が割れるという一瞬の出来事ですら、6フレームから7フレームほどのコマで見ることができます。こうした「時間解像度」の高い動画素材を撮影しようと思ったら、ハイスピードカメラ(スーパースローカメラ)を使って撮影するよりほかに方法はありません。
また、ゴルフクラブがボールに衝突する瞬間など、ボールそのものの変形の様子までとらえることができるのも、ハイスピードカメラならではの解析力と言えるでしょう。
最近は通常のデジタルシネマカメラなどでも、高速度撮影が可能な機種が登場していますが、そうしたカメラは毎秒180フレーム~240フレームというものがほとんどで、弊社がここにご紹介しているような本格的なハイスピードカメラの能力には遠く及びません。

ハイスピードカメラがオススメな分野

ハイスピードカメラが活躍する場面は数多くあります。ここではそんな活用の仕方をご紹介しましょう。

スポーツ映像

野球やゴルフなどのスイングフォームの解析や、柔道での技の解析など、スーパースローカメラが活躍する場面が多いのもスポーツ映像制作の特徴です。
今まで「感覚的にはわかっていたが実際に眼にすることができなかった」そんな一瞬の出来事をスーパースローカメラならとらえることが可能です。
>>スポーツ映像制作の詳細

工業系映像

目にも止まらぬ速さで動いている機械の一瞬を切り取る事も、スーパースローカメラの得意技です。接写レンズとの組み合わせで細かいパーツの振動や歪みの様子など、微細な動きを映像化して肉眼で確認することができます。
>>工業映像制作の詳細

科学・サイエンス映像

ハイスピードカメラの真骨頂は何と言っても「分析」です。サイエンス映像に欠かせない分析的観点がハイスピードカメラの活用によって得られます。様々な物理現象を細かい時間解像度で観察したい、そんなご要望にハイスピードカメラがお応えします。
>>科学・サイエンス映像制作の詳細

ハイスピードカメラの運用はまさにノウハウの塊

hs002ハイスピードカメラによる撮影は、私たち映像制作者にとってはとても難易度の高い技術です。毎秒のフレーム数が増えれば増えるほど、1フレームに対する露出時間は当然ながら短くなっていきます。短い露出時間できれいに露光させるためには、それ相応の照明も必要になりますし、また、照明のムラなども一般的なカメラよりも大きく影響します。
私たちデキサは数多くハイスピードカメラの運用を行う中で、こうしたハイスピードカメラならではの難しさと闘ってきました。そして、その中でノウハウを蓄積してきたのです。
美しいスーパースローを撮影するなら、ぜひデキサにお声掛けください。

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