福山城CGで観光資源をPR
福山城が去年、築城400周年を迎えました。それを記念して様々なイベントが行われ福山市の歴史を観光資源として見直す動きが活発化しています。と同時に福山市をより多くの方々に理解してもらおうと、自治体のみならず民間企業レベルでも様々な試みがなされています。記念事業についての全体像は以下のバナーリンクからご覧ください。
グリスロXRツアー向けCGモデリングに参加
その民間企業の試みの一つがアサヒタクシー様のグリスロによる福山城・城下町ツアーです。(公式サイトへは右のスクリーンショットをクリック)
制作進行は映画製作会社のフレッシュハーツ様が行い、弊社はCGのモデリング部分をお任せいただきました。そしてCGの元となるモデリングした三次元データを、Unityという開発ツールの中に配置するという流れでした。
例によってモデリング作業には株式会社ゲインの横山氏にもご参加いただき、現地調査を含めて主体的に動いていただきました。
現地調査は3日を要し、詳細なデータを収集しています。
現地調査・取材で学術的に正しいCGを
まず、弊社がこの案件に携わるようになったのが2022年の夏で、すでに多くの周年行事が行われ、工事も行われていたため、福山にまつわる研究機関も役所もお忙しい状態でしたが、秋になってから、なんとか大きな工事が終わった状態を現地視察し、調査・取材を行う機会をいただくことができました。
こうした時代考証を要する案件の場合、CGを制作する以前のこうした地道な調査作業が大切です。
福山城も年代により姿を変えてきたため、設定する年代を築城間もなくに設定し、城下町の様子も当時の状況を可能な限り現実に近いものをと努力しています。
学芸員の皆さまのご協力もあり、良いCGができたと自負いたしております。
プリレンダーからリアルタイムレンダリングへの進出
これまで弊社デキサはテレビ番組、ドラマ、CMなど、プリレンダリングによるCGを手掛けてまいりましたが、今回の案件ではリアルタイムレンダリングを前提としたモデリングという新しい世界に飛び込んだ形です。
今後はCGのエンジニアリングも含め、弊社が得意としている医療や工学の分野で培ったノウハウでVRやARなどXRコンテンツを手掛けてまいります。既存の三次元形状データも数多く、これらの活用により、スピーディな展開を見込んでいます。
ぜひ、新しいコンテンツ制作の企画がありましたら、デキサにご相談ください。
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◆参考情報◆弊社デキサの歴史CG制作サービス
弊社デキサでは数多くの歴史番組やウェブコンテンツに江戸時代や明治大正などの街の様子を可視化したCGを制作してまいりました。専門家の監修を受けながら制作し、在京キー局やドラマ制作会社の作品を陰で支えてきたデキサの歴史CG制作サービスをぜひご活用ください。