カタログで使用する商品CGカットの制作
CGを活用したカタログは、モノによってではあるのですが、写真を撮影するよりも安価に済むことが多く、近年では大変多くの需要があるジャンルです。
写真撮影のためには商品をスタジオに運ぶ必要があります。通常、商品カタログの写真撮影は白いホリゾントのスタジオや背景紙を活用し、商品のみを切り抜きしやすいように撮影を行います。ですので、最低限のクオリティの担保の必要性から、撮影はスタジオで行うことが通例です。
ところが商品のサイズが大きかったり重かったりなどの理由から、製造工場からスタジオまでの運搬にコストがかかってしまう場合があります。また、部材の組み合わせによって形状が変わるものなどは、そのパターンが多すぎて撮影に時間がかかり、スタジオ利用料(大きなスタジオは一日数十万)やカメラマン(機材を入れると一日10万以上)のギャラ等を考慮すると、CGで作ったほうが安価になるという事情があります。
もちろんCGにしても多くの人件費がかかる労働集約型の作業ですので莫大なコストがかかります。しかし、カタログの場合は商品の種類がある程度限られ、そのバリエーションでページを展開する場合が多いので、CGにすることで写真よりはコストがかからない傾向があります。
そこで、上記の物置CGのような、カタログ用CGを使う事例が増えているのです。
写真からCGを作ることも可能
CADデータがあれば、大抵の商品はCGにすることができます。しかし実はCADデータが無い場合でも、モノによってはですがカタログ用CGを作ることは可能です。こちらに紹介している事例は物置ですが、物置のように直線部分が多いものであれば、こちらのように写真からフリーハンドでCGモデリングを起こすことができます。
いかがでしょうか?まったくフリーハンドで、見た目をなぞって制作していることが上のプロジェクトデータの画面でご理解いただけるものと思います。
フォトリアルな大域照明で美しく
カタログ写真ですから、当然、フォトリアルCGが基本となります。実際、スタジオで写真を撮影する際にどう照明を当てるか?まで想定し、光の反射などもリアルにテクスチャに反映し、レンダリングを行います。
時間もコストもかかるレンダリング手法ではあるのですが、美しい画像を得る事ができます。ぜひ、カタログ写真をCGに置き換えてみたいとお考えなら、デキサまでご相談ください。CMYKカラーなのか、グレースケールなのか?それによっても手間を使い分けるなど、上手にコストを配分しつつ、美しい結果をバランスよく実現します。
工業/インダストリアルCGのご発注はぜひデキサまで
弊社では学術動画や学術CGを手掛けてきた延長線上として、工業製品のCG、つまりインダストリアルCGデザインを定義しています。
日本のメーカーが製造する機材は、高度な技術の集積であり、こうした技術を的確に映像化するためには、学術の目線がクリエイターにも求められているのです。
弊社デキサは、日本の多くの製造業、工業に携わる方々の強力な味方として、的確に技術内容を映像化し、売るべきポイントを強調できるよう演出を加え、結果を出すということに集中した仕事を提供いたします。