多くの筋肉イラストを制作してきた実績
弊社デキサでは、ヒトの骨格や筋などの可視化を長年にわたり行ってまいりました。特に筋肉の可視化は需要が多い分野でもあり、静止画のイラストだけでなく三次元CGを活用した動画も含めて多くの実績を持っています。
静止画のイラストに関してはたくさんの筋肉関連書籍で弊社の筋肉イラストが使用されています。さらに独自に筋肉イラスト集を販売するなど様々な需要にお応えしてまいりました。
筋肉の動画についてはNHKをはじめとした多くのテレビ局様の情報バラエティー番組や、健康グッズのインフォマーシャルなどに供給しています。
筋肉を単体でバラバラに描く
筋肉イラスト集「筋肉総覧」からの抜出イラスト
弊社デキサが強みとしているのは、ヒトの体の中にある640の筋肉をバラバラに描く単体筋肉図です。医学書などのイラストを見ると、部位や層ごとに複合図として描かれていることが多く、すべての筋肉の起始と停止の両方を視認することができません。解剖実習などを経験した方々ならこれで立体構造を把握できるでしょうが、解剖実習が無いコ・メディカルの方々からすると直観的に構造を把握しにくい欠点があります。
そこでデキサが試みたのがヒトの体にある640の筋肉をすべてバラバラに一つずつ見せる「単体図」という描き方です。
書籍における筋肉イラストの作例
以下に弊社が筋肉イラストを担当した書籍の一部をご紹介したいと思います。
西東社様『筋肉のしくみ・はたらき事典』
書籍としては弊社にとって初の仕事です。西東社様とは映像制作において弊社は取引をしていましたが、CGを活用して書籍用のイラストを作成できないかと打診を受けたことから、この本の企画がスタートいたしました。
筋肉の三次元CGモデルについてはこの本の企画がスタートする以前からモデリングをしていましたが、それはあくまで動画用を前提としたものですので、静止画のイラストをレンダリングすることについては不安はありましたが、三次元CGレンダリング画像に上からレタッチを加えることで細かい完成度を煮詰めていきました。
(監修…東京大学教授:石井直方先生)
マイナビ様『動作でわかる筋肉の基本としくみ』
書籍としては弊社にとって二つ目の仕事です。マイナビ様とは映像制作において弊社は取引を行っていましたが、イラストの供給でもご依頼をいただき、制作にあたりました。
比較的低予算での制作となりましたので、新規に三次元モデルは制作せず、弊社の手持ちのデータだけを使用して書籍化しているのが特徴です。とはいえ、筋肉のイラストの場合は解剖学的に正しいモデルを一度制作してしまえば、そのデータに間違いが無い限り使い続けられるという大きなメリットがあります。
(監修…東京大学教授:石井直方先生)
ナツメ社様『プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』
社にとって書籍用の筋肉イラスト制作としては三つ目の仕事です。狙ったところは「解剖書ではわかりずらい部分を素人でもわかるようにする」という一点のみ。それまで弊社が制作してきた筋肉イラストよりも、より立体的な構造が見えるようにCGに手直しを大幅に加えています。
また、売れ行きとしてもそれまで制作してきたものよりも上がるように、一枚のイラストを「3秒以内で理解できる」という具体的目標を掲げています。ぱらぱらと店頭で本をめくってみた時に、どれだけ「わかりやすさを訴求」することができるかは、短時間ですべてのイラストを直観的に理解できる完成度まで高める必要があると判断し、弊社が独自に立てた目標です。実際、弊社の担当した書籍の中では一番売れているのではないでしょうか。Amazonでも筋肉CGイラストの見やすさが大変高く評価されています。
(監修…東京大学教授:石井直方先生)
秀和システム様『筋・骨メカニクス リハビリ、スポーツのための機能解剖学』
この書籍の筋肉イラストは制作のスピードが求められていたため、弊社と共に株式会社ゲイン様も参加してアライアンスとして進行した案件です。筋肉をアニメーション化するなど大規模な現場では弊社一社では対応しきれないことがあるため、弊社とアライアンス関係にある株式会社ゲイン様に参加してもらうことがありますが、この案件の場合は制作期間を短縮するために協力いただきました。
この本の場合は筋肉だけではなく、骨のイラストも重要となりますので、骨のCGモデルの精度を煮詰めました。筋・骨ともに大幅に完成度を高めたため、大筋で信頼できるモデルに成長したのもこの本のイラストを作成した時です。
(監修…左明先生)
筋肉イラスト集も制作(『筋肉総覧』の制作・販売)
筋肉イラストを放送局や出版社に供給する以外に、弊社では独自コンテンツとして筋肉のイラスト集を制作・販売しています。それが『筋肉総覧』というコンテンツです。このコンテンツはヒトの640ある筋肉のすべてを149枚のイラストにまとめたイラスト集です。
三次元CGの特性である「斜めから見た画像が作りやすい」という利点を武器に、筋肉の両端(起始と停止)が一枚の図の中で見えるアングルからイラスト化していますので、立体構造を把握しやすい利点があります。
医療のプロが見るというよりは、医療のプロが素人さんに向けて筋肉のことを解説する際につかいやすいことを第一に考えたイラスト集で、用途としては医療機関における医師から患者へのインフォームドコンセントや、コ・メディカルの方々の学習用などを視野に入れています。
販売形態は基本的にPhotoshopのデータで、ロムに焼いて販売しています。このイラストそのものを公開したり、複製して販売するなどの行為は禁止ですが、一般的にロイヤリティフリーコンテンツの規約に従っていただければ自由にウェブサイトで使用したり、テキストなどに張り付けて配布したりといった使い方をすることができます。
※現在、販売が中断しております。再開をお待ちください。
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医療/医学CGのご発注はぜひデキサまで
デキサでは多くの医療機関や製薬会社、大学など研究機関から解剖学や薬学を含めたメディカルCGの制作を請け負っています。20年以上の蓄積がありますので人体の三次元モデルをライブラリーに大量に残しています。そのため、人体の解剖学的な画像を必要とするCG動画にも対応できることが弊社の強みとなっております。
また医療や医学に関する多くの教材動画を制作してきましたので、どう医学的な知識を効率よく正確に伝えるか?という演出的なノウハウの蓄積もあります。
ぜひ、医療/医学の分野のCGが必要になりましたら、デキサまでご相談ください。的確なアドバイスと確かな結果を提供いたします。