技術のキモを直観的に理解しやすくCG化
医療情報活用、ライフサイエンス、そして分析プラットフォームといった、主に医療分野で使われる技術開発と、その商品化によって社会に貢献するH.U.グループ中央研究所様の技術をご紹介し、その優位性を広く知っていただくための広報動画です。
ここでご紹介するのは、試料から高効率に再現性高くEV(エクソソーム)を回収する完全自動化された「EViSTEP」という技術です。試薬や抗体を付着したビーズだけでなく、エクソソームを回収するまでの工程を自動化する装置を含めたワンストップのソリューションとなっています。
エクソソームの研究は、医療分野における診断・治療領域で近年になって特に注目を浴びている分野で、様々なエクソソームの回収法や回収キットが開発されています。しかし手作業によるものが多くデータの再現性が問題になっています。その問題を解決するために自動化された回収システムを構築したものが「EViSTEP」です。
本動画の制作にあたっては、オートメーション化された装置を含めて3D-CGにより映像化し、実際にその動作を流れとして繰り返し畳み掛ける(フラッシュバックさせる)ことで、直感的にこのシステム全体が自動化されているという印象を視聴者に焼き付ける工夫を行っています。
また、不純物となりエクソソーム回収の邪魔になるタンパクを取り除き、抗体を付着した磁気ビーズが効率よく的確にエクソソームを回収する様子を可視化しています。
このように、試験管の中の目に見えない大きさ・スケールの世界で起きている現象を映像化するため、CGは必須の可視化技術です。
装置の製作前に映像化できるCG画像
一般的に何らかの装置/ハードウェアがからむ新技術の広報宣伝においては、広報宣伝開始がハードウェアの製造より前であることが多く、実物をカメラで撮影することができない事例がほとんどです。そうした場合に使われる技術が3D-CGです。
CGは完成した装置が制作開始時点で無くても、CADなどのデザインデータ、もしくはデザインスケッチがあれば、そこからモデリングを行いレンダリングすることで可視化することが可能です。
本案件でも技術の正式発表前であり、まだ装置そのものが完成する以前の段階での受注だったため、CGによる装置の映像化が役立ちました。
印刷物向けのCGカットも同時作成
せっかく動画でCGを活用するなら、印刷物用の挿入カットとして大解像度でレンダリングを行ったCG画像を活用することも視野に入れるべきです。本案件においても動画向けに作成したモデリングデータから、パンフレット用の画像を大解像度でレンダリングし、供給しています。
CGの制作過程において最もコストがかかるのがモデリングです。そのモデリングデータを何度も活用し、全体のコストパフォーマンスを高めることは、無駄の無い広報戦略を考える上で大変重要なことです。
本動画は以下のクライアント様のサイトで公開されておりますので、ぜひご覧ください。
>>H.U.グループ中央研究所様公式サイトEViSTEP広報動画ページ
CGの特性を最大限生かした広報戦略
上記のように、本CG動画案件は、CGの特性を活かし切り、優れたコストパフォーマンスを実現している成功事例の一つです。H.U.グループ様の広報御担当の方々、そして研究員の方々が、弊社スタッフを広報コンサルティングスタッフとして受け入れてくださり、意見を組み入れてくださった結果、この成功に結びついています。
まず、EViSTEPという技術は試験管の中というミクロなスケールの中で何が起きているか?を可視化する必要性があり、ここは3D-CGの特性が活かせています。また、製造前の装置を映像化する必要があったという点でも3D-CGは必須の技術でした。さらに動画用として作成したモデリングデータをパンフレット用の静止画に活用し、広報戦略全体として高いコストパフォーマンスを実現している点も3D-CGならではの戦略です。
映像制作会社の枠を越えて広報戦略全体を提案
私たちデキサは単なる映像制作会社としての枠を大きく超えて、あたかも、映像等のコンテンツを自社で制作できたかつての古き良き公告代理店のように、皆様の良き広報戦略のコンサルティングパートナーとして寄り添い、本案件のみならず過去多くの企画を提案してまいりました。
これからも弊社を積極的に御指名くださるクライアント様がいれば、30年以上にわたる映像制作業界での経験の蓄積を活かし、ライバルの数歩先を行く広報戦略を提案いたします。ぜひ私たちデキサをパートナーとして御指名ください。
医療映像/医学映像の制作ならデキサ
デキサでは20年以上にわたり医療機関、大学、製薬企業、医療機器メーカーと様々なクライアント様に向けて医療・医学映像の制作サービスを提供してまいりました。
撮影だけではなくCGやイラストアニメーションを制作することもできる総合映像制作プロダクションのため、医療機関様の広報映像や製薬会社様の機序動画、論文の動画化や医療機器のPR動画と、ジャンルを問わず医療映像の制作全般にお引き受けしてまいりました。
テレビ業界のワークフローをそのまま取り入れておりますので大手の伝統的な映像制作会社で働いていたディレクターやプロデューサーなら誰もが抵抗なく弊社と協力関係を築くことができ、中継番組や製作費数千万円規模の番組の現場で闘うカメラマンやビデオエンジニア、そして音声マンや照明マンも、何の違和感もなく弊社デキサの現場で働くことができます。
こうした弊社の「伝統的映像業界の共通言語」は、そこで育った叩き上げのスタッフによる映像制作に欠かせないもので、多くのプロのノウハウを集結させることに大きく役立ちます。そしてこれらのノウハウはそのままお客様である皆さんの医療や医学の映像を制作する際に見えるカタチで活きてくるのです。
大規模な作品から小規模な作品まで、規模を問わず、最良の映像をご提供します。