フル4K制作の看護師募集動画
京都から山陰本線で30分のところにある公立南丹病院様(現・京都中部総合医療センター)が看護師さんを募集するために2015年に作った動画です。
弊社デキサは、前身となった有限会社の時代から、こうしたドキュメンタリースタイルで病院内を追跡取材して制作するナースリクルート動画(看護師募集動画)を得意としていますが、その中でも当作品は、制作当時珍しかった4Kによる制作を行った意欲的な作品です。
看護師の日常を4Kカメラのショルダーで追跡
新人看護師さんの日常をカメラで追跡することで、看護学生さんたちに「自分がこの病院に勤務したらどんな世界が待っているのか?」をバーチャル体験してもらう意図で制作した作品です。特に病棟の看護師さんは動く範囲が広く、しかも次から次へと患者さんを回って歩きます。かと思えば研修があり会議室に行ってしまったり。
こうした様子を追跡する場合は通常はENGというカメラを使います。つまり肩にかけるタイプのニュース取材用のカメラです。こうしたカメラは元々はニュース取材を単独で行うために作られているため、追跡ドキュメンタリー系を撮影するためには大変使いやすいのです。
しかし当作品は当時導入したばかりの4Kによる制作だったため、FS7というカメラが付属品を含めると大変大きいという問題がありました。そこで可能な限り付属しているパーツを取り除き軽量化し、看護師さんを追跡する際はワンマンオペレーションできるようにオートフォーカス搭載のレンズを使い撮影を行いました。さらにこのカメラが期待以上に明るい撮像素子だったため、多少レンズが暗くても露出を絞り被写界深度をある程度深めに確保することができ、結果として活発に動き回る被写体をシャープな映像で撮影することができました。本来、こうした用途を狙った造りをしていたFS7というカメラですが、狙った通り、期待通りに機能したと言えるでしょう。
もちろん、人を撮影する以外は、オートフォーカスレンズよりはるかに高画質な単焦点レンズを使っていますので、キレのある4Kらしい映像を撮影しています。
撮影は三日間
撮影は三日間で行いました。病院はどうしても患者さんのプライバシー確保の問題がありますので無闇に多くの撮影を行うわけにもいきません。また弊社のベースである羽田から京都では距離があるため効率よい撮影が必要でした。そのため三日間で撮影を終えることとなりました。
とはいえ南丹病院様とは当作品以外にも看護技術動画などでご協力いただいておりますので、その際に撮影した4K素材も使えます。つまり当作品のためのロケはたった三日でも、他の作品撮影での素材があるため、実質はかなり余裕あるスケジュールを確保できていた計算になります。
遠方の医療機関様も大歓迎です
弊社ではベースとなる関東に限らず、日本全国どこにでも撮影にうかがうことができます。ぜひご相談ください。
特にこうした看護師募集動画は、団塊世代が75歳を超えて医療リソースの不足が懸念される医療2025年問題にもかかわり、その重要性がますます高まっています。良質なコンテンツを制作し、それを利用し、地域の魅力を含めて医療機関の魅力を伝えることは、地域のために大変重要です。
弊社は積極的に人材を確保する努力を続ける医療機関様の味方として、今後もナースリクルート動画への注力を続けます。
作品諸元
公立南丹病院ナースリクルートロール(2015年秋作品) | |
---|---|
制作/ディレクター | 奥山 正次 |
撮影 | 奥山 正次 岩田 修一 |
制作進行 | 山口 一哉 |
ロケ日数 | 三日間 |
撮影機材 | SONY FS7 Eマウント単焦点レンズ オートフォーカスレンズ |
医療動画のご用命はぜひ弊社デキサまで
ここにご紹介しています南丹病院様の看護師募集動画は、弊社が手掛ける医療映像/医療動画のごく一部です。看護師募集動画に限らず、たとえば看護技術動画など、医療動画の制作なら、ぜひ弊社デキサまでご相談ください。
出版社様やソフト会社様のようなクライアント様に対しても、著作権を売り切りすることも可能です。権利関係を煩雑にしたくないなど、クライアント様の都合に合わせた対応が可能です。
発注書のひな形や請書、契約書のひな形も用意しておりますので、お客様の事情に合わせた対応をいたします。
看護動画以外にも医療動画の制作ならデキサ
そして、およそ20余年にわたって看護技術動画、医薬品作用機序動画、看護師募集動画、手技術式動画、医療安全教育動画など、ジャンルを問わず医療映像制作の全般を手掛けています。
時代を追いかけ、常に「今、流行りの表現」を意識し、とかく保守的になりがちな医療映像の作風にアンチテーゼを投げかけ、弊社は常に新風として医療業界の方々に驚きと納得をご提供いたします。