テレビ朝日『chouchou』のCG制作を担当

フルCGシーンで過去の時代を描く

シュシュCGカット2『シュシュ』という番組は、毎週土曜日にテレビ朝日系で放送されている時代考証番組です。過去の各時代の庶民のお気に入り(シュシュ)を特集するという番組です。
過去の庶民の生活をどう映像化するか?という難題に取り組んだ作品は今までにも数多く存在しました。しかしこの『シュシュ』が新しいのは、その過去映像を再現ドラマではなく、三次元CGで再現したところです。具体的には三次元CGの背景にイラストアニメーションを組み合わせるという手法をとっていますが、移動カメラによる三次元CG独特の立体感のある風合いが、この番組の持ち味ともなっています。
弊社デキサでは過去にもこの番組の三次元CGシーンを数多く手掛けてきましたが、11月4日放送回の『江戸のアウトドア』を題材にした回でも弊社が三次元CGを担当しています。

徹底したコスト管理で実用性の高いCGを制作

シュシュCGカット4テレビ番組のCG制作は、まずコストの制約が大きな特徴となっています。深夜枠の番組となれば、いかにコストをかけずに良質なCGカットを大量に制作するか?という難問と直面します。弊社デキサでは過去に制作してきた三次元モデルを再活用する方法で『シュシュ』のCGを制作しています。
デキサはCG制作においてはすでに20年近い実績を持つ会社です。過去20年間に制作してきたカットから類似のシーンを探すことは難しくありません。そしてこれら過去の蓄積をアーカイブし、データベース化しているのもデキサの強みです。
今回の『江戸のアウトドア』では、釣り、紅葉狩り、虫聴きといったテーマを扱いましたが、江戸時代のCGによる映像化は過去にも実績がり、それらの三次元データを掘り起し、アレンジすることで対応しています。

スピード感もテレビ番組制作現場で求められる資質

シュシュCGカット3『シュシュ』の場合、CGの実制作期間はたった5日程度しかありません。実際に番組の構成が固まるのが「オフラインプレビュー」以降だからです。オフラインプレビューは番組制作スタッフが、スタジオを含めた番組全体の、ある程度の編集アガリを見ながら方針を確認する段階ですが、この段階で番組構成が大きく変更になることが多いのです。
番組の全体構成があやふやな段階でCGの作業に入ってしまうと、どうしても「使わないカット」が出てしまうため、費用的な負担も大きくなります。ですので一般的には構成が固まってからCGの作業を行うことになります。しかしこの段階では最終編集の期日が迫っているため、実質的には5日程度しか時間は残されていません。この短い時間でいかに優れたCGを制作するかが、私たちCGスタッフに求められている技術でもあります。
ここで活きてくるのが「過去の蓄積」です。弊社がアーカイブしている過去の資産を上手に活用することによって、ある程度のCGモデリングをわずか2日で仕上げることが可能です。
もちろんアーカイブに存在しないモデルについては、弊社スタッフや、弊社とアライアンス関係にあるCG制作会社との連携によってスピード感をもって制作します。

CGとイラストのコラボレーション

シュシュCGカット5『シュシュ』の場合特徴的なのが、イラストによる人物と三次元CGによる背景との一体化です。一つの画面の中に三次元CGとイラストアニメが混在しているのです。
弊社が委託しているイラストレーターは皆、スピード感のある「筆の早いイラストレーター」です。これはテレビ番組においては重要なポイントです。三次元CGの背景を作る作業が速くても、イラストパーツが上がらないことにはCGカット全体が完成しません。
テレビでの実績が多いイラストレーターは経験から「求められるクオリティ」がどこにあるのかを熟知しています。ツボを心得たイラストレーターによる最短時間でのイラストカットの供給もまた、デキサの素早いCG制作を支えているのです。

テレビ番組のCG制作は24時間体制で受付します

『シュシュ』はテレビ用CGとしては大変難易度の高い案件です。テレビ特有の制作期間の短さ、そしてその時代時代の息吹を感じさせるための背景CGモデリングの制作規模の大きさ、さらにイラストアニメとの融合と、一般的なテレビ用CG制作とは一線を画する仕事です。こうした仕事を安定的に供給することができるのは弊社ならではの強みです。
ぜひ、テレビ番組用CG制作は弊社デキサにご相談ください。
なお弊社ではテレビ番組用のCG制作に限っては365日、24時間の受付を行っております。深夜でもすぐに対応いたしますので、遠慮なく会社代表電話におかけください。

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