ペダル踏み間違いに起因するタクシーによる路線バスへの追突事故
国土交通省事業用自動車事故調査委員会とITARDAが、特に再発可能性が高く典型的と思われる事故事例を取り上げ、映像化して安全意識の啓蒙を促す企画が『DVD版~事業用自動車事故調査報告書』です。
弊社ではここにご紹介している『大阪市淀川区タクシー追突事故』のCG/映像制作全般およびDVDオーサリングやプレス進行等を担当いたしました。
この事故は淀川区府道41号線で、ベテランのドライバーが運転するタクシーが前方を走る路線バス後部に90km/h近い速度のまま追突したという事故です。
当該ドライバーは亡くなっていますが、ドライブレコーダーの速度記録等のデータから、事故原因がアクセルとブレーキの踏み間違いと推測されています。
当作品のCGを作成するにあたり特に意識したのが「CGカメラの目線」です。この事故の原因はペダルの踏み間違いとされていますが、ペダルの踏み間違いを起こした原因の一つがドライバーの視覚障害(視力障害や視野欠損を含む)である可能性があり、ドライバー自身の目線から前方の様子がどのように見え、どのように反応したかを再現することで視聴者に感じてもらえることも多いだろうという演出的判断から、カメラアングルに「オンボード」「ドライバー目線」のカットを多用しています。
フルCGとバーチャルスタジオを融合
ストーリーの進行役として弊社作品では初となるモデル/MCの倉本澪さんを起用。クロマキースタジオでの収録を行いCG背景との合成を行いました。
MCの倉本澪さんは過去にも合成シーン撮影の経験が大変豊富で、撮影の現場である実際のスタジオには存在しないモニター等の対象物を芝居で意識させるという難題に挑戦。グリーンバックによるCG背景合成映像では、美しい所作やアナウンスだけでは十分とはいえないところを、十二分にバーチャル空間内の構造物を意識させるだけの芝居を展開し、CG背景の強みを100%活かす演出的にも大変難易度の高い技術を提供してくれています。
クロマキースタジオでの収録風景。グリーンバック撮影で後に背景合成して完成映像を組み立てる
作品データ

制作/デキサホールディングス(株)・ITARDA
製作著作/国土交通省・事業用自動車事故調査委員会
企画立案・プロデューサー・事故現場CGモデリング/横山 敦子
構成・ディレクター・CGアニメ/奥山 正次
撮影/岩田 修一
ビデオエンジニア/平田 雅一
スタジオ/スタジオコトブキ(株式会社マッシュルーム)
スタジオMC/倉本 澪(エルキャスティング)
メイクアップ/浜 香奈子(B★side)
MA・ナレーション収録/Studio Cross Edge
音響効果/横山 敦子
イラスト/上西 淳二
ナレーション/近藤 隆幸
声優/渡辺 孝・橋本 智恵子・立花 裕人・伊達 剛(ファインレーベル)
DVDプレス/日本ビデオサービスディスクズ
交通事故再現・教習用CG制作
弊社デキサでは交通事故再現CGの制作を長年にわたり行ってきた実績があります。またデキサは映像制作会社のため、CGの制作のみならず、作ったCGを編集して完成品の動画/映像作品に仕上げるまでワンストップで受注することが可能です。
事故防止啓発CG動画、教習用CG動画、テレビ番組用CG素材など、その用途を選ばず的確な描写を行います。
またドライブレコーダーの記録が無い場合でも物理演算を繰り返すことである程度の推測も可能です。ぜひご相談ください。
>>交通事故再現・教習用CG制作の詳細





