クイズ問題を三次元CGで
近年のゴールデンアワーにおけるクイズ番組の動向として目立つのが三次元CGの活用です。過去にもクイズ番組で三次元CGが使われた事例はありますが、それらはコーナータイトルや画面装飾のためのアイコンなどに限られていました。
ところが最近は問題そのもののVTRにも三次元CGが活用される事例が増えています。以下に実際に弊社がクイズ番組向けに制作したCG動画の作例をご紹介します。
三次元CGで設問を作るメリット
イラストライクからフォトリアルまで幅広い作風
クイズ番組にCGを活用する一番の理由は「作風の確立」でしょう。設問を成立させるためだけならイラストなど簡易な方法で足りるはずですが、あえてコストをかけて三次元CGを活用するのは、他の番組との差別化が狙いのはずです。
三次元CGであれば、番組ディレクターのご要望に合わせて、積み木細工やイラストのようなシンプルな質感から、光が織り交ざるようなフォトリアルな質感まで、多様な作風を描き出すことが可能です。
制作時間が限られるクイズ問題CG
クイズ問題は多くのリサーチャーさんがネタをかき集め、度重なる制作会議を経て時間をかけて吟味するもの。当然、収録ギリギリまで設問が決まらない。もしくは保留しておきたいということが起こり得ます。
多くのクイズ番組は設問の決定がギリギリであるため、三次元CGでは収録までに間に合わず、イラストを加工して動画化するなど、クオリティよりはスピード優先の制作手法をとらざるをえない実態があるようです。
弊社の実績では、140カット分(10秒~15秒の設問動画×140本)のクイズ番組用設問CG制作をたった4日間で制作した実績があります。この制作スピードを実現するために弊社ではハード面とソフト面の両面からテレビ番組用の特急CG制作に特化したワークフローを組み立てています。