科学サイエンスCG制作タイトル

直感的把握が難しい量子の振る舞いを直観的に

ハイゼンベルクらによって量子科学がこの世に生まれてから1世紀。しかしまだまだ日本では重ね合わせや量子もつれを「不思議な現象」などと表現するように、まだまだ量子科学の概念は一般化したとは言い難いものがあります。
その原因の一つが、専門家である学者とクリエイターたちとのコミュニケーション不足だと私たちデキサは考えています。

なぜコミュニケーションが成り立たないか?クリエイティブの世界のプロである私たちが導いた答えは簡単、「クリエイター教育の文系偏重」こそがその原因です。
クリエイティブの世界では理系の題材に関する可視化の重要性は放置され、誰もその表現を真面目にとらえてこなかったのです。工業デザイン等限られた分野で扱われることはあっても、広く一般に周知するためのコンテンツ制作においては、理系の題材を扱う重要性について真面目に捉える文化が欠如していました。これはクリエイティブ業界の落ち度であり、怠慢です。

弊社デキサは3D-CGを道具として、より多くの科学者に表現手法を提供するために日々邁進しています。特に量子科学の分野における「不思議な現象」を、サイエンスコンテンツを用いた教育等によって一日も早く「当たり前」にすべく奮闘しています。ぜひ、量子科学の研究成果等をCG映像化する際は、デキサにご相談ください。

量子科学CG制作作例

量子に関わる多くのCG制作実績

弊社では量子科学における多数の映像制作実績を持っています。以下にご紹介する作品はすでに納品済みのもので公開されております。

量子コンピュータの概念CGモデル

QPU、量子計算機、量子コンピュータの動作原理CG画像2010年頃から急速に進展をはじめた量子計算の世界。量子の自然のふるまいを活用して計算を行うこの新しいコンピュータは、まさに世界の構図を塗り替えるほどのインパクトを持っています。
この技術の重要性をもっとわかりやすく表現しようとする試みを弊社は続けています。量子の重ね合わせ状態の解説から、干渉による操作、観測により重ね合わせ状態が崩れ解を得るまでの流れを的確に映像化します。

>>量子コンピュータの概念CGモデルの制作実績

放射光解説動画~量子科学技術研究開発機構(QST)様

東北大学ナノテラス概略イラストナノテラスやSPring-8などで知られる放射光ですが、その放射光という光がいったいどのように発振されるのか?そしてその放射光の特性はどのようなものか?さらに、その放射光が今後どのように世の中の役に立つのか?こうした実態を把握している人は少ない可能性があります。その穴を埋めるためにQST様が制作を決めてご依頼いただいたのがこの動画です。
放射光の概略、そして放射光施設が完成することで何がどう人類の未来に影響を与えるのかをわかりやすく解説した動画です。

>>量子科学技術研究開発機構(QST)様~放射光解説動画の制作実績

N-V中心量子センサ解説動画~量子科学技術研究開発機構(QST)様

極小サイズの量子センサーダイヤモンドの構造的な欠損が持つ量子的な特性を活用したセンサが「量子センサ」です。本動画はQST様が研究を行っているダイヤモンドN-Vセンター量子センサの構造や特性を中心に描いて、広く一般の方々にもわかりやすく馴染んでいただけるようにポップな作風などにも配慮した作品です。
量子センサの素材となるダイヤモンドN-Vセンターの製作に活用される電子加速器も高崎市のQSTまでお邪魔して視察見学を行い、研究者の方々からの取材を基にして慎重かつ丁寧に制作を行いました。

>>QST様~量子センサ解説動画の制作実績

QST様~量子コンピュータ解説動画

ゴードン・ムーア(ムーアの法則)ムーアの法則通りに2年ごとに2倍伸びてきた集積回路におけるトランジスタ数も、そのプロセスルールが2nm近い細密な世界になると、量子トンネル効果など、これまで問題とならなかった事象が「一大事」となり、「もうこれ以上は集積しても回路として成立しない」という段階に入ります。
その解決策として期待されているのが量子コンピュータの活用です。
本作品は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構様からのご依頼で制作した動画で、主に従来の古典コンピュータ(チューリングマシン)と量子コンピュータの動作原理の違いや、実際に演算した際のイメージなどをご紹介するものです。

>>QST様~量子コンピュータ解説動画の制作実績

CGだけではなく撮影まで総合的に地学や地理学の映像を企画制作

弊社デキサは医学や化学の分野で多くの実績を持つサイエンス映像の総合プロダクションです。CG制作はもちろんのこと。4Kカメラによる高精細撮影をロケ(野外撮影)で行うことができます。
研究対象となる地域にカメラを入れて地上の状況を全体把握し、なおかつそのカメラ撮影の映像から学問的に有意な構造のみをCGでシンプルに描き出すことで、研究の内容をより明瞭に視聴者に伝えることができます。こうしたカメラを使ったロケとCGを組み合わせて作品を制作することができるのも総合プロダクションならではの強みです。

>>参考~科学サイエンス映像制作

撮影ファイルやCGを交えて地理地学を描く

総合制作プロダクションであるデキサならCGのみならず映像全般に制作することが可能

アウトプットの可能性は無限大

デキサのCG制作サービスは総合映像制作プロダクションの業務のひとつに過ぎません。CG単体での納品から、編集やMAを行った映像作品の完パケまで、地理地学の映像ならどのようなご要望にもお応えできるフレキシビリティが魅力です。

CG動画カット単体納品

デキサのCG制作部門はテレビ業界では在京キー局全局の番組にCGコンテンツを提供する中堅サプライヤーです。プロの仕事は時間をかけないことも大切なポイントです。スケジュール的に間に合いが厳しい条件下でもクオリティの高いサイエンスCGを安定的に供給するため、ビルディングブロック方式という弊社独自のワークフローと最速クラスのレンダリングファームを用いたCG制作を行っています。デキサの名は知らなくても、どこかで一度は目にしたことがある大きなシェア。それが弊社デキサのCGの確かな信頼性を物語ります。

TV局ロゴマーク

デキサは在京キー局のすべてで高視聴率を誇るゴールデン・プライムアワーの番組にCGを供給してきました

>>ご相談窓口

学術映像の制作

CG単体ではなく、CGを活用した映像作品全般をゼロから制作します。CG動画の直感性を活かして学術的なロジックを、直感的に映像翻訳してみませんか?

CG動画の作例

>>参考~学術映像制作

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◆参考◆弊社代表コラム~サイエンス/科学映像制作の難しさ

映像制作の現場からタイトル一般に「参入障壁が高い」「制作に特別なノウハウと知識が必要」と思われる科学映像。しかし高度な演出に裏付けられた「伝える技術」こそが映像制作者にとっての本質であり、この本質はサイエンスに限らずどの分野の映像においても発揮されるべきものです。このコラムではデキサ代表・奥山のサイエンス映像に対する姿勢をお伝えしています。

>>参考~サイエンス/科学映像制作の難しさ

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