交通事故再現・教習用CG制作承ります
弊社デキサでは国土交通省/事故調査委員会等のオフィシャルコンテンツ制作の実績を基に、運転者向けの教習用/事故事例動画の制作も承っております。その中でも特に交通事故の状況説明用の動画は実写のドライブレコーダー動画などを使うわけにはいかないケースが多く、動画素材や表現手法が限られるため3D-CGの活用が現実的です。
弊社では長年、ニュース番組やワイドショーなどのテレビ番組向けに事件や事故の再現映像を制作してきましたが、そのノウハウを教習用動画制作に活用していただけるよう、様々なコーディネートを行っています。
状況を正確に再現するための徹底した採寸と取材
運転者向けの教習動画の目的は「なぜ事故が起きたのか?」「どうすれば事故は防げたのか?」を、視聴者が事故をバーチャルに体験することで把握し、今後に生かすことです。そのために重要なことは、視聴者が危険予測することができるレベルで事故の状況を正確に再現することです。
弊社デキサでは、実際に交通事故が発生した現場にスタッフを派遣し、道路などの構造を細かく採寸。路肩の段差に至るまでリアルに道路状況を再現します。そして正確に再現された道路のバーチャル三次元空間の中で車両などの三次元モデルを動かします。
また、車両そのものの採寸も独自に行います。内輪差を正確に再現するための最小旋回半径の計測やオーバーハングの計測、運転者からの死角を再現するために必要な運転席のダッシュボードの形状の計測など、細やかな採寸を行います。
こうした地道な作業が、交通事故の「ヒヤリ・ハット」を視聴者に追体験させることにつながり、新たな事故の防止に役立つものと確信しています。
事故当時の明るさや光の状態を再現
交通事故の原因ともなりうる太陽光の向きや明るさ、そして天候なども、3D-CGなら正確に再現することができます。事故現場の周囲の建物をモデリングし、その間からどのように光が差し込んでいたかも再現することが可能です。
近年の3D-CG制作ソフトには緯度・経度や時刻などのパラメーターを入力することで太陽光の向きなどを正確に再現することができる機能が備わっています。こうした機能を活用し、事故当時の状況を正確に再現することは状況を理解するためには欠かせない作業です。
私たちデキサはソフトウェアのこうした進化を踏まえ、さらにリアリティの高い事故再現CG動画の制作に努めます。
物理シミュレーションで事故の詳細を再現
ドライブレコーダーが回っていれば事故の詳細は明白ですが、事故によってはドライブレコーダー等の資料がまったくないという場合もあります。証言を基にしてある程度まで映像化することは可能ですが、それらの証言に根拠を与える技術、それがCG業界で一般的に広く使われている物理シミュレーションです。
どのような衝突をすれば最終的に自動車等が停止している状況になるか?自動車の速度や角度などのパラメーターを変えながら、単純化したデータ量の少ないモデルを用いて何回もの衝突をシミュレーションし、事故後の状況に最も近くなるパラメーターをあぶり出します。そしてその速度や角度などのパラメーターを、より詳細な3Dモデルに置き換えてレンダリングし、本番の再現CG動画素材を作成します。
CGの制作だけでなく編集して完パケに

構成から撮影、編集やMAを経て完パケとして納品することも可能
弊社デキサはCG制作のみならず映像全般を制作する制作プロダクションです。そのため、ディレクターやプロデューサーといった人材が社内に存在し、交通事故再現CG素材を用いて映像作品を仕上げまでワンストップで行うことができます。
ぜひ完パケ作品の制作をお考えでしたら、すべての工程を私たちデキサにお任せください。
高い意識と技術に支えられた多くの実績
弊社デキサは20余年にわたるCG制作プロダクションとしての実績の中で、交通系CGの実用的なノウハウを蓄積してまいりました。そのノウハウは事業用自動車の事業体や国土交通省、そして各種事故調査機関のような極めて重要な案件を任されるほどの信頼を得てきました。
これからもデキサは、より高い技術やノウハウの蓄積を目指し、さらに重要案件の制作を実施できる体制に磨きをかけてまいります。
国土交通省~北九州市大型乗合バス追突事故

北九州市小倉北区で発生した大型バスの事故事例は、いわゆる「よそ見」が原因で起きた事故であったため、当該バスドライバーの視線の動きと視野の関係を時系列で追いかける必要性があり、映像の強みが最も活かしやすい性質の事案でした。事故が起きた状況を高度な再現技術でCG化し、ドライバー目線からの映像を明るさも含めてリアルに再現し、視聴者が事故を疑似体験できることを目標とした作品です。
国土交通省~甲州市大型トラック追突事故

国土交通省~渋谷区タクシー衝突事故

渋谷区タクシー衝突事故の原因は、タクシードライバーのクモ膜下出血が原因であったこともあり、弊社がこれまで実績を積んできた医科大学や製薬企業、そして医療機器メーカー、研究所といった多くの医療系施設からご依頼をいただき、専門性の高い映像を制作してきた弊社の実績と経験が惜しみなく投入されています。
都内交通系企業様~バス事故防止教育CG動画

近年、こうした交通事故の典型的な事例をCGによって映像化して安全運転啓蒙に活用しようという動きが活発です。各バス運行会社のみならず物流系の企業など多くの企業が類似事故の再発防止のために、事故再現CGを制作しています。
東名高速トラック追突事故再現CG制作実績

日本テレビの『警察特捜2022~緊急出動凶悪逃走犯を追え』で使用されたCG動画です。
ひき逃げ事件再現CG制作実績

優れたコストパフォーマンス
弊社デキサはテレビ番組向けのCG動画制作で実績ある会社です。そのため特急CG制作を行っているため「いかに時間をかけずにハイクオリティな動画を作成するか?」を突き詰めています。当然、時間がかからなければコストは下がります。ここで浮いたコストを「正確性の確保」に回すこともできますし、反対に「制作費の圧縮」に回すこともできます。
作品にもよりますが、CGのカット数が多い映像作品の場合は特に制作費が高くなることがありますが、弊社の優れたソリューションをご活用いただければ、相場よりも安価に交通事故の再現映像を作成することができる可能性があります。
メディアミックス展開が可能
3D-CGは一度作ってしまえば様々なメディアに展開が可能です。動画を作るために制作した3D-CGデータから高解像度の印刷物用の静止画をレンダリング出力することもできます。つまり、同一の三次元形状ファイルから動画や静止画を問わず、どのような用途にも展開することが可能なのが3D-CGのメリットの一つです。
交通事故の事例を動画で制作した上で、付属資料として印刷物も作成するなど、マルチな展開ができることもCGの魅力であり、また、マルチな展開をすることによってコストパフォーマンスの高いメディアになる可能性があります。
アウトソーシング先としてご活用ください

弊社をアウトソーシング先として選択するメリットは多々あります。まず弊社は映像制作会社ですので、同業他社様との文化の違いが無く、ディレクター同士のように意思伝達がスムーズです。また弊社は映像の演出を行うディレクターもおりますので、お客様がCGを使い慣れない場合でも映像演出家の立場からCGの使いこなしも含めアドバイスを行うことが可能です。
契約に関しても日常業務として契約業務を行っており、契約書などひな形がすべてそろっております。そのため作業スタートまで時間がかからずお客様側の総務など法務関係を司る部署の方々のお手間を取らせません。
ぜひ弊社デキサをアウトソーシング先としてご活用ください。







