デキサの過去の実績が活きる分野
EV(エクソソーム)のイメージCG
デキサはこれまで医薬品作用機序などの動画制作で実績を積み上げてきました。こうした実績や経験が活かせる応用分野として、生化学の分野の映像制作に注力しています。
特に医学や薬学とは密接な分野のため、弊社にとってもリサーチが進めやすく広い視野で研究成果を受け止めて可視化することができるのではないかと期待しています。
また、カメラによる撮影ばかりか、三次元CGを制作できるのも弊社デキサならではの強みです。特にミクロな目線が必要になる分野では、三次元CGの活用が欠かせません。
20年以上にわたり医療・医学・解剖のCGを作り続けてきたデキサだからこそ、ミクロな生化学の分野からマクロな臓器や身体全体に起きる病態までを含め、シームレスに映像化することができるのです。
弊社が作品のために制作したRNAポリメラーゼCGと、DNAやRNAなど
様々な映像化技術が材料/素材の魅力を可視化
弊社ではどんな分野の映像作品でも、サーモグラフィ、高速度撮影、三次元CGといった様々な描写手法を的確に使用しつつ、何事も「見えるカタチにする」というポリシーで映像を作り続けてきました。
逃げない映像というのはサイエンスを扱う上では大切な姿勢です。動画素材が無いからといっても、文字や言葉に頼らずに動画カットの積み上げによって(モンタージュ手法といいます)最終的に「直感的な把握をしやすい映像」を生み出します。
生化学に限らず、多くの分野を映像化するにあたり、この「逃げない外連味のなさ」こそが直観把握しやすい映像を生み出すための一番の秘訣であると弊社デキサは考えています。
多用な撮影技術を駆使して可視化
弊社の撮影技術は自社機材によるものです。制作会社でありながら自社で撮影技術まで含めて扱うという姿勢は、「何が撮れて何が撮れないか?」という技術的な壁を知るためには特に大切です。普段から撮影技術の最先端を意識し、どんな道具が世の中に存在するか?それを使えばどのような映像を収録することができるか?これらを詳細に理解している事が映像のプロとして必要なことです。
例えば加速度計と高速度撮影を組み合わせて衝突の衝撃を見えるカタチにする。サーモグラフ撮影で熱の動きを目に見えるカタチにする。これらはちょっとした工夫と準備で安価に実現できることではありますが、一般的なロケ用カメラだけでは撮影できないため、企画の段階で意識していないことには映像作品に組み込まれる可能性は消えてしまいます。しかし「証拠(エビデンス)」を大切にするサイエンスというジャンルを扱うなら、「目で見せる」ということをどこまで重要視しているかは大切な姿勢です。弊社デキサであれば、可能な限り撮影によって見せるべきものを見せる姿勢があります。
三次元CGを活用して可視化
デキサなら撮影で捉えられない事象も可視化することができます。それが三次元CGの活用です。デキサは映像制作会社でありながら外注ではなく自社でCGを制作できる稀有な存在です。自社でCGを制作するという方針を選んだのも、外連味を排除し、なんとなくフワリと描くイメージショットや、ナレーションやテロップなど言葉による表現を可能な限り減らして事象そのものを可視化したいという会社の方針があってのことです。
弊社デキサのCG部門は映像制作会社の付帯設備に過ぎないところから、20年経った現在では多くのテレビ局にCG素材を提供する中堅サプライヤーになるまで発展を遂げてきました。
医療・医学分野や工業・化学分野のCGからはじまり、現在では日本を代表する作品のCGを手掛ける水準です。この技術をぜひ皆さまの研究発表に活かしていただければと思います。