2025/08/23公開
盤谷から徒然なるままに
今、久しぶりにタイのバンコクにいます。明日からはパタヤに移動ですがね。コロナ以降、足が遠のいてしまっていたのですが、やっと来る気になりました。
ここにいれば仕事のことを気にせずにいられるのですが、ウェブの更新はしないとまずいので、まあ、別に何か特別な情報性があるわけではないのですが、徒然なるままに硯に向かってみようかなと。
そうそう、今日の記事に載っていましたが、トヨタが21日に発表したところによると、ハイブリッドを含めて電動系の自動車をタイにかなり戦略的な価格で投入するらしい。いわゆる中華系メーカーの台頭を念頭に置いた措置らしいのですが、まだまだ、日本車のアドバンテージは健在かなと感じます。
とにかくバンコクではトヨタが圧倒的に多い。中国製のBYDが増えたと言われているし、確かにBYDを見かけることはあるのですが、しかしトヨタの圧倒的な数からしたら、まだまだ。感覚的に言えばBYDを見る確率は日本におけるテスラ程度の感覚かな。

バンコクのシーロムのホテルで手配してくれた車がBYDでした。
それでもこの数年の間に増えた中華系メーカーの車を街をちょっと歩いただけで数台見るということに危機感を感じないとダメだということなのでしょうかね。
飲食店も、サイアムのおしゃれな店は軒並み日本食レストランであったり、店名にTokyoとつけてみたり、まあとにかく日本の好感度は高い。日本でやたらと「NY」だとか、適当にくっつけるみたいな?そんな気恥ずかしさがあるけど。
こうやって海外から日本を見ると、頭でわかっていることが感覚的に実感できることが多いですし、感覚的に直観したことを、後から頭で考えるということが成立するので新たな発見もありますね。
先日乗ったタクシーの運転手さんで日本に何度も来ているという人がいました。タイでは親日家が多いです。一休さんの話とか、将軍家(徳川家)の話とか、普通に楽しそうに話すのですよね。だから私もスコータイ王朝、アユタヤ王朝、チャクリー王朝などタイの歴史の話を少ししてお返し。
自動車が日本のイメージをアップしている
こういう親日家がいる背景には、やはり自動車があるのでしょうね。家電はもう韓国や中国のメーカーが強いので、タイで日本のブランドを一番見かけるのは自動車(バイクも含む)ですから。これだけ圧倒的に日本のブランドばかりですと、日本という国そのものを意識せざるを得ません。
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、いすゞ、スズキ、ヤマハ、三菱などなど、とにかく日本のメーカーの名前がズラリと並ぶ。そこにフォードが混じり、BYDが混じりという具合。
あ、ちょっと気が付いたのですが、昔はマツダはあまり見なかったのですが、今はかなり走ってますね。これは日本でのマツダの様子と似ているように思えます。絶対的に数が増えたのか?それとも「魂動デザイン(近年のマツダのデザインコンセプト)」が目立つから増えたように感じるのか?マツダ特有の、あのソウルレッドという赤もよく見かけます。
それと自動車にお詳しい方ならご存じでしょうが、日本ではハッチバックしか存在しないMazda2のセダンがこちらでは存在していて、結構な普及です。売れていますね。というか、よく見かけます。

タイではよく見かけるMAZDA2のセダン。日本ではハッチバックしか存在しない
実は私、車好きでしてね、複数台持っているわけですが、マツダは常に1台は必ず車庫に入っています。今もMazda3のセダンが入っています。これね、デザインがのびやかで良いんですよね。セダンって、小さい車でやっちゃうと寸詰まり感が半端ないんだけど、このMazda3セダンは美しくまとまっています。Cセグメントのサイズでこのセダンのデザインをやってのけるのだから、マツダのデザイン部門のスタッフは本当に優秀。
とはいえ、その私から見てもMazda2のセダンは日本では売れないかなと思います。これは東南アジアだからこそ成立する車です。まず、デザインののびやかさという点では、ワンサイズ大きいMazda3のようにはいきません。
話が余計な方向に行ってしまいましたが、まあ、東南アジアにおいて日本のイメージアップに最も貢献しているのは自動車でしょうから、この分野には注力して、自動車関係じゃない人も応援をしないとならないと思いますね。



