2025/04/23公開
レール撮影やクレーン撮影の代わりにドローンを活用
ドローンというと、高高度からの空撮というイメージばかりかと思いますが、実のところ私たちデキサでは、室内の「クレーンの代わり」としての用途が多いです。
あまり「室内でドローン」という発想はありませんよね。でも質量が軽く衝突時の安全性が高い小型のドローンの性能が良くなったことで、屋内でドローンを使えるような技術的バックボーンが揃ってきたと言えます。また弊社では屋内撮影の前例もありますので、運用面でもノウハウがあり安心してもらえると思います。
クレーンと違いアングルの自由度が高く、途中で動きを簡単につけることができます。また、人の腰の高さのままゆっくりとスムーズに横にスライドするように移動する「レール移動」のようなカメラワークもドローンなら簡単です。通常のENGカメラに加えて一台ドローンカメラを用意しておくと、大変便利に自由なカメラワークをすることができるようになります。
風圧が少ない小型ドローンでの撮影
私は新しいもの好きですし、室内ヘリのラジコンが好きだったので、ドローンが出たての頃、興味があったのでメーカーの営業所にお邪魔してちょっと試してみた事があったのです。しかしあまりに重たくて、使えるシチュエーションが限られていました。これはつい最近までよく現場で見かけたファントムや、今も最前線で飛んでいるインスパイアなど重量級ドローン全般に言えることなのですが、風圧が強すぎて屋外の空撮くらいしか使い道がありません。というわけであまり積極的にドローンを現場に導入する気がしなかったのですが、DJIのMiniシリーズが出て、その性能を見て「これは使えるし使わないと損」と感じたのです。その理由が「風圧の少なさ」でした。
建物や施設の外観の空撮だけであれば、自社でドローンを飛ばす理由はありません。その空撮1カットのためであるならドローン撮影は専門の会社にお任せで済むのです。しかし、風圧が少なく屋内でも使えるのなら、例えば研究所での実験の撮影で通常行われる「前・横・上」という「XYZ軸撮影」の「上」のカメラをクレーンからドローンに置き換えたり、レール撮影の代わりにドローンで移動撮影をするなど活用の幅は拡がり、自社で飛ばす必然性が出てきます。
そこですぐにMiniシリーズを3機導入しました。これは大正解で、導入してその月にすぐドローンを使える案件が入ってきました。本当に幸運なタイミングだったと思いますし、何か運命のようなものすら感じたくらいです。
実際、Miniを現場で使ってみると、とにかく音は静かですし風圧も弱い。バッテリーを入れても機体重量は250g程度しかありませんので、本当に軽いんですね。軽いというのは安全性にも直結します。プロペラガードを付けていれば多少周囲にコツンとぶつかっても何も起きません。機体も安定していますので多少ぶつかった程度では墜落することもありません。姿勢制御も優れたもので、本当に安定しています。
実はこのドローンの安定性についてはドローンスクールの指導員の方も「パワフル」という言葉で表現していましたが、まさにパワフルです。本当に力強く、屋外などでも多少の風にも負けません。
ドローンを使った撮影や動画制作はデキサにご相談を
私たちデキサは映像制作会社なので、何をどう撮影したら良いかをよく知っています。テレビや映画といったプロの映像業界での経験値が浅いパイロットがよくやりがちな「回り込み」ばかりで吐きそうになる酔いそうな映像はデキサならありません。何のためにカメラを動かすのか?その理由も私たち映像のプロなら演出論の観点から心得ていますし、常にどうカメラを動かせば効果的かつ視聴者にとって心地よいかを知っているからです。
私たちデキサは積極的にドローンを活用した映像制作を提案します。一言ご希望をお伝えいただければ撮影現場にドローンを持って行きますし、使用料も自社の機体なので割安でお使いいただけます。ぜひ活用を御検討ください。